米醫(yī)薬品?セルフケア製品メーカーのジョンソン?エンド?ジョンソンは、パウダー製品に発がん性物質(zhì)が含まれていたことで再び危機(jī)に陥っている。米國での裁判でこのほど、同社のパウダーを長期間使用していた女性に5500萬ドル(1ドルは約107.0円)の賠償金を支払うよう命じられた。これに先立つ今年2月の裁判でも、タルクを原料に含んだ衛(wèi)生用品を使用してガンのため死亡した女性の遺族に7200萬ドルの賠償金支払いを命じられている?!妇┤A時(shí)報(bào)」が伝えた。
このたびの裁判の原告の女性は、同社製のベビーパウダーとボディシャンプーを數(shù)十年にわたり女性器周辺で使用していた。弁護(hù)士の話では、この女性は卵巣ガンと診斷され、子宮を摘出しなければならなくなった。ミズーリ州の裁判所の陪審員は3週間の審理を経て、同社にこの女性に対し5500萬ドルの賠償金を支払うよう命じる判決を下した。500萬ドルは賠償金、5千萬ドルは罰金だという。原告の弁護(hù)団の一致した見解では、同社は1980年代にタルクに発がんリスクがあることを知りながら、數(shù)十年にわたり消費(fèi)者に対する警告を怠ってきたという。
海外メディアの報(bào)道によると、同社は適切な時(shí)期に消費(fèi)者に対してパウダーの主原料のタルクに発がん性があることを警告しなかったため、今後1200件の訴訟に直面することになるという。今回の裁判は今年2月に続く2件目の裁判だ。
2月の裁判では、同社は同じくミズーリ州で、別の女性の遺族に7200萬ドルの賠償金を支払うよう命じられた。女性は卵巣ガンで死亡しており、死亡と同社のベビーパウダー?ボディシャンプーの長期使用には因果関係があるとされた。
裁判所の裁決に対し、同社は今回も前回と同じく訴えの內(nèi)容を斷固として否認(rèn)するとしている。ジョンソン?エンド?ジョンソン中國法人がこのほど出したコメントによると、「米國の陪審団の裁定は現(xiàn)在の広範(fàn)な科學(xué)的知識とは乖離したものだ。これに対し、弊社は遺憾の意を禁じ得ない」という。同社もコメントで、「過去30數(shù)年にわたり、世界の醫(yī)學(xué)界の専門家達(dá)の研究により化粧品に使用されるタルクの安全性は幅広く認(rèn)められてきた。弊社のベビーパウダーのラベルは明瞭なものであり、國の法律?法規(guī)の要求に合致している」と強(qiáng)調(diào)する。
同社は、「このたびの裁定に対し控訴の提起をするとともに、弊社のベビーパウダー製品は安全であるとの見解にはいささかの変化もない」という。
同社関連部門の責(zé)任者の黃さんは、「今年2月の米陪審団の裁決に対し、弊社はすでに控訴を提起した」と話す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月5日
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