間もなく開催となる第29回東京國(guó)際映畫祭の「SAMURAI（サムライ）賞」が、米國(guó)人映畫監(jiān)督のマーティン?スコセッシ氏と日本人映畫監(jiān)督の黒沢清氏に授與されることが明らかになり、同賞で彼らの映畫事業(yè)への多大な貢獻(xiàn)を表彰する。

同賞は、世界に向けて新しい時(shí)代を切り開く革新的な映畫を作成し続ける映畫制作者の功績(jī)を稱えるもので、今年で開設(shè)3年目となった。2014年には北野武監(jiān)督とティム?バートン監(jiān)督、15年には山田洋次監(jiān)督と呉宇森（ジョン?ウー）監(jiān)督が同賞を受賞している。

マーティン?スコセッシ監(jiān)督は、ロバート?デ?ニーロ主演の「タクシードライバー」（1976）で第29回カンヌ映畫祭パルム?ドールを獲得し、「アビエイター」（2004）、「ウルフ?オブ?ウォールストリート」（2013）などで8度にわたりアカデミー賞監(jiān)督賞にノミネートされた。06年には「ディパーテッド」で第79回アカデミー賞監(jiān)督賞?作品賞を受賞した。スコセッシ監(jiān)督が20年以上にわたって企畫?撮影した最新作の「沈黙 －サイレンス－」は、日本人作家の遠(yuǎn)藤周作の同名小説が原作。溫かく悲しいストーリーとなっており、17年公開予定だ。

日本のサスペンス映畫の巨匠である黒沢清監(jiān)督は、「ドレミファ娘の血は騒ぐ」（1985）「地獄の警備員」（1992）などの作品で人気を博し、92年にオリジナル腳本の「カリスマ」で米國(guó)サンダンス?インスティテュートのスカラシップの獲得をきっかけに渡米した。また、これまでに4度カンヌ國(guó)際映畫祭に映畫作品を出品しており、08年には「トウキョウソナタ」で第61回カンヌ國(guó)際映畫祭「ある視點(diǎn)部門」審査員賞を受賞し、15年には「岸辺の旅」で第68回カンヌ國(guó)際映畫祭「ある視點(diǎn)」部門監(jiān)督賞を受賞した。最新作となる「ダゲレオタイプの女」は初のオール外國(guó)人キャストで、全編フランス語(yǔ)の作品となっており、10月15日から公開している。

東京國(guó)際映畫祭のクロージングセレモニーで同賞の授賞式が行われ、さらに、黒沢監(jiān)督が自らの経歴を振り返るとともに、自身のこれまでの作品制作で直面した課題などを語(yǔ)る特別講演も実施される予定だ。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年10月20日