一人芝居「松井須磨子」のリハーサルをする栗原小巻

「私は、文化交流で最も大切なのは心と心の交流だと思う」。女優(yōu)である、日中文化交流協(xié)會(huì)の栗原小巻副會(huì)長(zhǎng)（71）は14日午後、一人芝居「松井須磨子」の中國(guó)公演交流會(huì)でそう語(yǔ)った。新華網(wǎng)が報(bào)じた。

日中文化交流協(xié)會(huì)創(chuàng)立60周年を記念して、栗原小巻はこのほど、「松井須磨子」の中國(guó)公演を行い、観衆(zhòng)だけでなく、新劇界の間でも好評(píng)を博した。

日本初の新劇女優(yōu)である松井須磨子は、ノルウェーの劇作家? ヘンリック?イプセンによって書(shū)かれた戯曲「人形の家」に登場(chǎng)する主人公?ノラなどを演じたのをきっかけに大ブレイクし、人気女優(yōu)となった。

栗原小巻の一人芝居「松井須磨子」では、波亂に満ちた松井須磨子の生涯と、彼女のアートに対する追求が描かれている。栗原小巻の中國(guó)公演は30年ぶりで、彼女にとっては36回目の中國(guó)訪問(wèn)となった。

日中文化交流協(xié)會(huì)創(chuàng)立30周年の年だった1986年、栗原小巻は劇団俳優(yōu)座のメンバーとして訪中し、師匠で演出家? 千田是成が指揮を取るベルトルト?ブレヒト作「セツアンの善人」の公演を行った。

そんな栗原小巻は、「文化は人と人の交流で、そこから信頼が生まれる。このような交流には、演劇交流や若い學(xué)生の出會(huì)いなどいろんな形がある。相手を理解することや、相手に関心を示すことが、心の底に殘る、忘れがたい思い出になる。日中友好のために、いささか微力をつくしたい」と語(yǔ)る。