中國科學(xué)院大気物理研究所はこのほど、「多周波數(shù)帯?多大気成分アクティブ?パッシブ総合観測システム(APSOS)」の開発を完了し、高度100キロの垂直大気層の多要素連続観測を可能にした。この形式の大気観測システムは、世界でも初のケースだ。人民網(wǎng)が伝えた。
APSOSプロジェクトの責(zé)任者、中國科學(xué)院院士の呂達(dá)仁氏によると、システムはレーザーレーダー5臺、雲(yún)観測ミリ波レーダー1臺、テラヘルツ超伝導(dǎo)放射測定器1臺と望遠(yuǎn)鏡によって形成されている。呂達(dá)仁氏は、「分かりやすく言えば、これは複數(shù)の観測設(shè)備を同じステーション內(nèi)に設(shè)置し、天頂點(diǎn)に向け同一地域の大気を同時に観測する。これにより地域內(nèi)の大気の気溫、濕度、風(fēng)の流れ、雲(yún)の分布など複數(shù)の気象要素を把握し、かつ溫室効果ガスと汚染気體の時空変化をリアルタイムで観測する」と語る。
科學(xué)者はこのシステムを利用することで、大気中の瞬時の変化をリアルタイムで捕捉し、研究を行うことができる。また全世界の気候変動などより大きな課題の研究に向け、オリジナルのビッグデータ資源を蓄積することができる。
情報によると、同システムの調(diào)整をすでに終え、間もなくチベット羊八井國際宇宙線観測ステーションで使用を開始し、チベット高原の長期的な大気観測?研究を展開する。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年9月12日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn