中國(guó)社會(huì)科學(xué)院金融所の汪萍氏は、「メルカリの成功の背景には、中古品マーケットという巨大な市場(chǎng)エネルギーがあること以外に、日本獨(dú)特の文化?経済?信用システムといったユニークな市場(chǎng)環(huán)境とも不可分である。遊休品をリサイクル市場(chǎng)に出すことは、すでに日本人にとって習(xí)慣となっている。インターネットは、その習(xí)慣となった日本人の中古品売買をよりスピーディに行うための手段にすぎない」との見(jiàn)方を示した。

また、中古品取引の発展は、社會(huì)経済?消費(fèi)文化の発達(dá)程度を示す指標(biāo)でもある。北米やヨーロッパなどの先進(jìn)國(guó)では、中古品取引市場(chǎng)が小売市場(chǎng)全體に占める浸透率はかなり高い。中古品売買や交換は、自然で、環(huán)境保護(hù)に有益で、簡(jiǎn)単な一種のライフスタイルでもある。

汪萍氏は、次の通り指摘した。

「Eコマース企業(yè)にとって最も重要な基盤は信用システムであり、中古品市場(chǎng)では、特にそれが顕著に現(xiàn)れる。経済の発達(dá)している社會(huì)には、成熟かつ完備された信用システムが備わっており、虛偽情報(bào)をシャットアウトし、コミュニケーションコストや買い手のリスクコストを有効に引き下げて、さらには遊休品の交易効率が高められる。母體である日本市場(chǎng)のほか、メルカリが積極的に參入している米國(guó)市場(chǎng)や英國(guó)市場(chǎng)も、信用體系が十分に整っている」。

日本に比べ、中國(guó)の中古品取引市場(chǎng)の基盤は、まだかなり脆弱で、個(gè)人の信用調(diào)査などの信用システムも発達(dá)途上段階にある。商店や売り手は、虛偽情報(bào)によって負(fù)わされるリスクコストを引き下げる必要がある。このような狀況こそが、メルカリの収益モデルをそっくりそのまま中國(guó)に持ち込むことができない要因となっている。

董世聡氏は、「國(guó)內(nèi)の閑魚プラットフォームは、それが淘寶プラットフォームとリンクしていることから、ユーザーの基數(shù)がかなり大きく、コスト転化率も低い。ユーザーの信用狀況は、淘寶モデルを引き継ぐことが可能で、売り手が販売後に確認(rèn)してから、取引を成立させることができる。新興プラットフォームであるメルカリは、ユーザー審査コストに関しては、閑魚ほどの優(yōu)位性は備えていない」との見(jiàn)方を示した。

統(tǒng)計(jì)データによると、中國(guó)の中古品取引市場(chǎng)規(guī)模は年間4千億元を突破している。このような狀況から、多くの専門家は、「中國(guó)の中古品電子商取引プラットフォームの上場(chǎng)実現(xiàn)は、もはや時(shí)間の問(wèn)題にすぎない」と指摘している。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年9月25日