世界経済フォーラムは27日、2017年から18年にかけての世界137エコノミーの競爭力に関する最新の報告書「世界競爭力報告」を発表した。競爭力ランキングで、中國は順位を上げて27位になった。中國の前にいるのはどのエコノミーか。どこが順位を上げ、どこが下げたのだろうか。中國新聞社の公式ブログ「國是直通車」が伝えた。

同報告はファンダメンタルズ、効率の向上、革新の成熟度という3側(cè)面の個別12指標(biāo)に基づいて、世界のエコノミーの競爭力を評価した。

同報告によると、ランキング首位は9年連続でスイス。米國は前回の3位から2位に上昇し、引き続き発達(dá)したエコノミーの中でトップクラスに入った。カナダが15位から14位に上昇し、北米エリアが技術(shù)革新の面で引き続き牽引役を果たしていることがうかがえる。

中國は前回から1つ順位を上げて27位になり、新興5ヶ國（BRICS）のトップだっただけでなく、世界で最も競爭力をもつ新興エコノミーになった。

中國の順位はなぜ上昇したのか。同報告によれば、中國は「市場規(guī)?！?、「マクロ経済環(huán)境」、「革新」の3指標(biāo)でめざましい成果を上げ、「技術(shù)の準(zhǔn)備達(dá)成度」、「商品市場の効率」、「高等教育?研修」でも大きく進(jìn)歩したという。

同フォーラム中華圏のデビッド?アイックマン首席代表は、「中國の技術(shù)開発運(yùn)用と人材育成における熱意と行動力は周知の通りだ。中國の商品市場の効率の進(jìn)歩は職能改革の推進(jìn)、市場の活力の活性化、企業(yè)家の精神の各方面で政府が成果を上げたことを反映してもいる」と話す。

香港地區(qū)は9位から6位に上昇し、日本を一気に追い抜いた。日本は1つ順位を下げて9位となり、2年連続の低下だった。その原因として、複數(shù)の指標(biāo)で順位が下がったことが考えられる。

同報告によると、日本は「鉄道の質(zhì)」で首位から2位に下がり、技術(shù)革新に関連した指標(biāo)のうち、「産學(xué)連攜」は18位から23位に、「活躍する科學(xué)者?エンジニア」は3位から8位に後退した。

ここ數(shù)年、日本の鉄道は中國とますます激しい競爭を繰り広げるようになり、インドネシア高速鉄道計畫（ジャカルタ-バンドン間）をめぐってはコストパフォーマンスで勝る中國に敗北した。

シンガポールは2位から3位に下がったが、アジアで最も競爭力を備えたエコノミーであることに変わりはない。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年9月28日