自宅を擔(dān)保にして借りたお金を老後の生活費(fèi)に充てる「リバースモーゲージ」が、ここ數(shù)年、市場(chǎng)で高い注目を集めている。関連データをみると、中國(guó)の住宅保有率は87％と他國(guó)に比べて高く、米國(guó)の65.4％、英國(guó)の70％、日本の60％を大きく上回り、このことがリバースモーゲージの推進(jìn)を支える基礎(chǔ)的條件（ファンダメンタルズ）になっている?！冈^券日?qǐng)?bào)」が伝えた。

最近、中國(guó)養(yǎng)老金融50人フォーラムと社會(huì)科學(xué)文獻(xiàn)出版社が共同で発表した「養(yǎng)老金融青書：中國(guó)の養(yǎng)老金融発展報(bào)告（2017年）」は、リバースモーゲージ商品自體の位置づけや設(shè)計(jì)は、海外でも國(guó)內(nèi)でもまだ実踐の模索という段階にあり、ニッチ商品のレベルにとどまっている。適用対象は一般的には獨(dú)立した不動(dòng)産資産をもった子どものいない高齢者または子どもが獨(dú)立した高齢者で、リバースモーゲージを利用して生活したいと考える人々だ。條件を満たした潛在的利用者のうち実際に利用する人の割合は、リバースモーゲージ事業(yè)が最も成熟した米國(guó)ですら3％前後にとどまり、英國(guó)も0.2％ほどしかない。

リバースモーゲージ事業(yè)はニッチ産業(yè)といえるが、潛在的ニーズは軽視できない。特に中國(guó)は目下、4-2-1の家族構(gòu)成が一般的という厳しい現(xiàn)実に直面しており、不動(dòng)産価値の固定化と養(yǎng)老介護(hù)ニーズの困難な局面との間で矛盾が露呈し、リバースモーゲージはこうした矛盾を解消する有効な手段の一つといえる。

同報(bào)告は、2016年末現(xiàn)在、中國(guó)の60歳以上の高齢人口は2億3100萬人に上り、都市部と農(nóng)村部の比率は44：56になる。ここから資産すると、中國(guó)の都市部には現(xiàn)在、約1億200萬人の高齢者がいることになる、現(xiàn)在の都市部住民の一人あたり平均居住面積は33平方メートルを上回り、都市部高齢者の住宅保有率は75.7％、平均居住面積は約33.66平方メートル。國(guó)家統(tǒng)計(jì)局がまとめた最新のデータでは、15年の分譲住宅の平均価格は1平方メートルあたり6473元（1元は約17.0円）で、ここから試算すると、中國(guó)都市部の高齢者の保有住宅の価値は22兆元に迫り、仮に高齢者の1％がリバースモーゲージを利用したとすると、市場(chǎng)規(guī)模は2200億元に達(dá)することになる。人口高齢化がさらに進(jìn)行し伝統(tǒng)的な養(yǎng)老の観念が徐々に変化する中、リバースモーゲージ市場(chǎng)の発展の可能性がさらに拡大しているといえる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年9月28日