最近、日本の製造業(yè)の不祥事が次々に発覚している。背後にある問題の核心は一體何だろうか。新華網(wǎng)が伝えた。（文：江■＜さんずいに幹＞）

▽輝き失った日本製造業(yè)の3種の神器

1960年代から発展が始まった日本製造業(yè)には絶対的な3種の神器が存在した。この神器によって日本製造業(yè)は國內(nèi)を席巻し、アジアを席巻し、さらには世界を股にかけるようになった。3種の神器とは、よく知られた終身雇用制度、年功序列の賃金制度、企業(yè)內(nèi)労働組合だ。

終身雇用制度は第二次世界大戦後の日本企業(yè)にとって最重要の発明だったといえる。この制度の下、企業(yè)は長期にわたり従業(yè)員によい暮らしと手厚い福利厚生を提供し、従業(yè)員は定年まで企業(yè)に奉仕してきた。こうして企業(yè)で働く従業(yè)員の技術(shù)は高度に熟練し、従業(yè)員は絶えず上を目指して技能を磨くこともできた。だがこの制度は問題點(diǎn)もはっきりしており、人材の流動(dòng)性が極端に低くなることが問題だった。企業(yè)側(cè)は従業(yè)員を終身雇用するため、會(huì)社制度への重大なルール違反でもなければ、一般的に解雇することができず、巨大な負(fù)擔(dān)を引き受けることになるとともに、従業(yè)員の労働生産性を保証することも難しかった。

年功序列の賃金制度の長所は、熟練した従業(yè)員や技術(shù)の根幹が他社に奪われるのを効果的に防ぐという點(diǎn)にあった。だが問題もあり、従業(yè)員の年齢と勤続年數(shù)だけで賃金が決まるため、真の能力や職能といった要素があまり重視されず、日本企業(yè)では往々にしてポストや序列を過度に重んじるという現(xiàn)象がみられたり、各層で力をもった個(gè)人の獨(dú)占狀態(tài)が生じたりした。

企業(yè)內(nèi)労働組合では、組合の代表である従業(yè)員が資本側(cè)と戦い、毎年春に行われる「春闘」などがあるものの、実際には組合は戦ってはおらず、非常に穏健なやり方で妥協(xié)していた。この制度が企業(yè)內(nèi)部の価格交渉力を弱體化させた。

日本の高度成長期には、この3種の神器が日本製造業(yè)の品質(zhì)を絶えず向上させ、日本企業(yè)は競爭力に富んだハイレベルで精度の高い最先端の技術(shù)者を豊富に抱えることが可能になった。また日本企業(yè)は他國の企業(yè)に比べて労使協(xié)議のコストが極端に低くて済んだ。だが成功のカギも失敗の原因もこの3種の神器にある。日本製造業(yè)の問題は、3種の神器が輝きを失ったことに原因がある。