アリババグループ傘下の旅行予約プラットフォーム「飛豬(Fliggy)」の統(tǒng)計データによると、2018年春節(jié)(舊正月、2018年は2月16日)まであと約2ヶ月もあるにもかかわらず、春節(jié)連休中の海外旅行予約がすでにピークに突入した。海外航空券、ビザ、海外レンタカーなどが、消費者の注目を最も多く集めており、リゾートツアーの検索?予約件數(shù)も急上昇している。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
旅行目的地別に見ると、タイ、日本、モルジブなどが依然、中國人の間で人気となっている。モルジブ、バリ島、ダナンなどのビーチリゾート旅行も人気が高い。
注目すべきは、かつて注目を集めた飛豬の南極ツアーだ。2パターンの旅程のクルーズが、ちょうど春節(jié)をはさんで予定されている。これは、約1千人の中國人観光客が南極島で新年を迎えることを意味している。
飛豬南極ツアーは、5萬元(約86萬円)未満という驚くべき破格のツアー価格で注目を集めた。南極ツアーといえば、通常は十數(shù)萬元もする高額商品で、南極の地を踏めるのは、人生の勝ち組の中年層に限られていたからだ。超高級レベルから庶民レベルにまで引き下げられた南極ツアーは、若年層を取り込むことに見事成功した。予約客のうち「90後(1990年代生まれ)」が約3分の1を占めている。
飛豬南極ツアーには4種類の出港日が設(shè)けられており、第一組は1月中旬に出発する。計17日間のツアーで、うち5日間は南極島を歩いて周遊する。さらに、各種講座、カヌー、雪上ウォーキングなどのオプションツアーもある。
南極ツアーを申し込んだ顧客は、「南極にいる際の寫真や內(nèi)容をSNSに投稿することは、最もクールな年越しの過ごし方だ」と興奮気味に語った。
飛豬の統(tǒng)計データによると、同プラットフォームでは、「90後」のユーザーが54%を占めている。今回の春節(jié)旅行シーズンは、海外レンタカー、海外チケット業(yè)務(wù)、海外旅行先での観光などのいずれの分野でも、例年より50%前後伸びている。
今年の春節(jié)連休は2月15日にスタートする。バレンタインデーの直後であることも、カップル旅行市場の盛況に繋がっている。
飛豬は、春節(jié)連休中の國內(nèi)旅行予約は元旦を過ぎてからピークを迎えると予測している。東北部でのスキー、海南での越冬、首都北京の人気が最も高いほか、雲(yún)南や貴州など、天候條件が良く、獨特の魅力を備えた場所も高い人気を保っている。
専門家は消費者に対し、「春節(jié)連休中の旅行商品は需要がかなり高いことから、価格も非常に高めに設(shè)定されている。より多くの特典を受けることができるよう、なるべく早めに予約を済ませた方が良い。旅行日については、旅程に悪影響が及ぶことのないように、旅行先の天気やフライト情報に十分注意すること」とアドバイスしている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年12月22日
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