李克強総理が近くオランダを公式訪問する。両國関係は力強い勢いで発展しており、李総理の訪問はさらに多くのイノベーション協(xié)力を成就に導(dǎo)くと考えられ、「一帯一路」共同建設(shè)面でも積極的な進展があるかも知れないと分析される。中國新聞社が伝えた。

王超外交副部長（外務(wù)次官）は9日の國內(nèi)外プレス向けブリーフィングで「李総理のオランダ訪問は就任後初であり、中國総理の同國訪問は14年ぶりでもある。中國側(cè)は今回の訪問を通じてオランダ側(cè)と戦略的意思疎通を強化し、相互理解と政治的相互信頼を一層増進し、実務(wù)協(xié)力の水準を高め、両國関係及び中國EU協(xié)力に新たな原動力を與えることを期待している」と説明した。

中國の呉懇駐オランダ大使は先日「中國オランダ関係は両國の指導(dǎo)者が直接先導(dǎo)する中、史上最良の時期に入りつつあり、政治、経済?貿(mào)易、科學(xué)技術(shù)、人?文化の各分野で実り豊かな成果を挙げている?，F(xiàn)在、オランダにとって中國はEU外で第2の貿(mào)易パートナーであり、中國にとってオランダはEU內(nèi)で第3の貿(mào)易パートナーだ。2017年に両國貿(mào)易は786億ドルに達し、過去最高を更新した。また、毎年35萬人の中國人観光客がオランダを訪れ、1萬人近くの中國人留學(xué)生がオランダで學(xué)んでいる」と指摘した。

「中國オランダ関係を中國EU関係の枠組に入れて見ると、包括的、広範囲、多層的という位置付けにも合致する」。中國國際問題研究院歐州研究所の金玲副所長は10日、中國新聞社の取材にこう指摘した。

政府筋によると、李総理は訪問中、オランダ側(cè)指導(dǎo)者と両國関係、中國EU関係、関心を共有する國際?地域問題について踏み込んだ意見交換をする。雙方は稅関、航空、エネルギー、金融分野の協(xié)力協(xié)定に調(diào)印する。

金氏によると、オランダは西側(cè)で最も早く中國と戦略的?長期的科學(xué)研究協(xié)力を始めた國の1つであり、ハイテク、マイクロエレクトロニクス、航空宇宙などイノベーション分野で將來雙方には大きな協(xié)力の余地がある。

また、オランダは歐州において地理的に特殊な位置にある。中國オランダ貿(mào)易は中継貿(mào)易が多く、オランダは中國と歐州の貿(mào)易において重要な起點としての役割を果たしている。港灣施設(shè)に頼った相互接続の拡大は、すでに両國協(xié)力の大きな注目點となっている。

取材した専門家はいずれも、中國の打ち出した「一帯一路」イニシアティブは中國オランダ両國に新たなチャンスを多くもたらすと指摘した。呉大使は就任後2年余りの間、地方の州?市や民間企業(yè)を含め訪問した先々で「一帯一路」協(xié)力への參加方法を?qū)い亭椁欷郡趣い?。今年前半に訪中したアレキサンダー國王とルッテ首相も「一帯一路」共同建設(shè)への熱意を表明した。

金氏は「一部の國が依然として『一帯一路』イニシアティブに疑念や懸念を抱く中、中國側(cè)が今回の訪問の助けを借りてEU創(chuàng)設(shè)時加盟國の1つであるオランダと実務(wù)協(xié)力を推進し、さらに協(xié)力文書に調(diào)印すれば、デモンストレーション効果を挙げる。特に一國主義、保護主義、反グローバル化思想が臺頭する中、中國オランダ両國はなおさらに公正で自由な世界貿(mào)易?投資體制を守り、相互開放を拡大し、発展のチャンスを共有するという積極的なメッセージを伝えるべきだ」と指摘した。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月11日