ペンス米副大統(tǒng)領(lǐng)は先日、米シンクタンク?ハドソン研究所で中國(guó)に矛先を向けた演説をした?!竸〉膜恃菡h」は國(guó)際社會(huì)の激論と批判を引き起こした。中國(guó)新聞社が伝えた。
ペンス演説の示した対中姿勢(shì)は、事実の支えを欠いている。トランプ政権が貿(mào)易戦爭(zhēng)を発動(dòng)してから數(shù)カ月、米國(guó)の対中物品貿(mào)易赤字は減少するどころか増加した。米商務(wù)省の最新統(tǒng)計(jì)では、8月期の米國(guó)の輸入は0.6%増加、輸出は0.8%減少、大豆輸出は10億ドル激減した。米資本市場(chǎng)も大きく揺れ動(dòng)いた。米ピーターソン國(guó)際経済研究所の研究は、中米貿(mào)易摩擦が激化し続けた場(chǎng)合、米國(guó)は約100萬(wàn)人の雇用を失うだろうと指摘する。米國(guó)の打ち出した2回の追加関稅が、一體自國(guó)を利するのか、それとも損なうのかはすでに非常に明白だ。
世界最大の途上國(guó)である中國(guó)と世界最大の先進(jìn)國(guó)である米國(guó)との関係に生じたいかなる「わずかな異変」も、世界経済に影響を與える。國(guó)際世論が米國(guó)の仕掛けた貿(mào)易戦爭(zhēng)を強(qiáng)く懸念するのは、まさにこのためだ。中米は協(xié)力すれば共に利し、爭(zhēng)えば共に傷つく。協(xié)力すれば世界を利し、爭(zhēng)えば世界を傷つける。
ペンス氏の発言は、不満をもらして圧力を加えることで中國(guó)からさらに多くの利益を得ようとしたものだとの指摘が政治評(píng)論家にはある。これは望み通りにはいかないだろうと言わざるを得ない。貿(mào)易戦爭(zhēng)は問(wèn)題解決の理性的選択ではないし、ましてや中國(guó)が亂暴な圧力に屈することはあり得ない。中米間の巨大な経済?貿(mào)易規(guī)模から言えば、いくつかの紛糾や摩擦が生じるのは正常なことだが、良い解決方法が交渉と協(xié)議であることは間違いなく、これは國(guó)際貿(mào)易ルールにより合致する。
歴史と文化、社會(huì)制度、発展レベルが明らかに異なる両國(guó)の間に疑念や懸念、矛盾さらには摩擦があるのも正常なことであり、これをどう見(jiàn)て、どう判斷し、どう処理するかが肝要だ。
中米間の「わだかまり」を解く鍵が一體誰(shuí)の手中にあるのか、その答は言わなくとも明らかだ。中國(guó)側(cè)の姿勢(shì)と立場(chǎng)は、経済のグローバル化と國(guó)際自由貿(mào)易秩序を斷固として守ることで終始一貫している。
王毅國(guó)務(wù)委員兼外交部長(zhǎng)(外相)が8日に北京でポンペオ米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官と會(huì)談した際に強(qiáng)調(diào)した通りだ?,F(xiàn)在中米関係は重大な段階にある。中國(guó)は引き続き平和的発展を堅(jiān)持し、たゆまず改革を深化し、開(kāi)放を拡大し、最終的に「強(qiáng)くなった國(guó)は必ず覇権を求める」とは全く異なる発展?振興の道を歩み出す。米側(cè)は中國(guó)の発展方向を正しく見(jiàn)て、正しく認(rèn)識(shí)し、いわれなき対中非難や中國(guó)側(cè)の核心的利益を損なう誤ったやり方を止め、中國(guó)側(cè)と向き合って進(jìn)み、両國(guó)関係発展の正しい方向をしっかりと把握し、堅(jiān)持すべきだ。中國(guó)側(cè)は米側(cè)と良好な中米関係を発展させるべく揺るぎなく盡力するが、同時(shí)に自國(guó)の主権、安全、発展上の利益も斷固として守る。
問(wèn)題を引き起こした者が問(wèn)題を解決すべきだ。米國(guó)は次の3點(diǎn)から速やかに問(wèn)題を解決すべきだ。(1)貿(mào)易戦爭(zhēng)の後続行動(dòng)を止め、貿(mào)易戦爭(zhēng)のさらなるエスカレートを防ぐ。さもなくば貿(mào)易戦爭(zhēng)が引き延ばされ、鋭く対立し、事態(tài)は一層収拾困難となる。(2)善意を示し、両國(guó)間の話(huà)し合いに向けた環(huán)境を整える。(3)「新冷戦」思考を捨て、自制を保ち、中國(guó)側(cè)の核心的利益に関わる問(wèn)題で挑発せず、騒ぎを起こさない。
米側(cè)も過(guò)去半年間の情勢(shì)の推移から、グローバル化の時(shí)代において、各國(guó)は共にグローバル化のうねりの中にあり、これを避けることはできず、ましてやこの流れに逆らって動(dòng)くすべはないことに気づいたはずだ。米國(guó)はこれまで一貫して経済グローバル化の最大の受益者だった。今後はなおさらに、自らが指導(dǎo)して構(gòu)築したグローバル化の制度を破壊するのではなく、より良いグローバル化をどう構(gòu)築するかを考えるべきだ。
中米國(guó)交樹(shù)立からすでに數(shù)十年になる。その間には「蜜月期」もあれば、衝突や摩擦もあった。爭(zhēng)いを止めて友好関係に戻ろうとするたびに頼りとしてきたのが、相互理解?寛容、そして協(xié)力?ウィンウィンへの信念だ。中國(guó)の関係當(dāng)局の統(tǒng)計(jì)では、中米間の物品貿(mào)易額は2017年に5837億ドルに達(dá)した。これは1979年の國(guó)交樹(shù)立時(shí)の233倍、2001年の中國(guó)のWTO加盟時(shí)の7倍余りだ。たとえ現(xiàn)在でも、中米の経済は相互補(bǔ)完が競(jìng)爭(zhēng)を遙かに上回る。米政権は視野を広げ、わだかまりを解き、中國(guó)を正しく認(rèn)識(shí)し、中米両國(guó)が長(zhǎng)く付き合っていくことのできる道を本當(dāng)に考えるべきだ。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年10月19日
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