人民元相場(chǎng)の水準(zhǔn)は経済の基本的側(cè)面にほぼ合致している。下落もあれば上昇もあり、雙方向に変動(dòng)し、合理的でバランスの取れた水準(zhǔn)でほぼ安定を保っている?！獓?guó)際通貨基金（IMF）はこのほど中國(guó)経済に関する4條協(xié)議（年次経済審査）の結(jié)果報(bào)告書(shū)を、中國(guó)人民銀行（中央銀行）は「2019年第2四半期中國(guó)金融政策執(zhí)行報(bào)告」をそれぞれ発表し、このような結(jié)論に達(dá)した。最近、議論の的になっている人民元相場(chǎng)が「1ドル7元」（1ドルは約105.4円、1元は約14.9円）に達(dá)したことと、いわゆる「為替操作國(guó)」の論調(diào)については、多方面から、「人民元相場(chǎng)の短期的変動(dòng)は市場(chǎng)が後押ししたものであり、長(zhǎng)期的な動(dòng)きは経済の基本的側(cè)面が決定する」との見(jiàn)方が出ている。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。

▽目立った高評(píng)価も低評(píng)価も存在しない

IMFは報(bào)告書(shū)の中で、2018年に中國(guó)の経常収支の黒字は減少し、人民元相場(chǎng)の水準(zhǔn)は経済の基本的側(cè)面にほぼ合致しているとの見(jiàn)方を示した。IMF協(xié)定第4條の規(guī)定に基づき、IMFは毎年、作業(yè)チームを派遣して加盟するエコノミーに関する調(diào)査研究を進(jìn)め、マクロ経済政策や経済発展情勢(shì)について各エコノミーと協(xié)議し、IMFの政策決定機(jī)関である理事會(huì)で討論を行っている。

IMFは報(bào)告書(shū)の中で、18年の中國(guó)の経常収支の黒字が國(guó)內(nèi)総生産（GDP）に占める割合は前年比約1ポイント低下して0.4％になり、19年は0.5％の水準(zhǔn)を維持することが予想されるとした。IMFの評(píng)価によれば、18年の中國(guó)の外貨準(zhǔn)備は中期の基本的側(cè)面および実行可能な政策的対応の水準(zhǔn)とほぼ合致したという。

IMFの中國(guó)部門(mén)ディレクターのジェームズ?ダニエル氏はメディアに対し、「18年の人民元相場(chǎng)の水準(zhǔn)は経済の基本的側(cè)面とほぼ合致し、目立った高評(píng)価も低評(píng)価も存在しなかった。ここ數(shù)年、中國(guó)の経常収支の黒字は減少を続け、IMFは中國(guó)が人民元相場(chǎng)の柔軟性を増強(qiáng)し、引き続き中國(guó)経済のモデル転換を推進(jìn)し、開(kāi)放を拡大し、構(gòu)造改革を推進(jìn)するのを支援する」と述べた。

IMFの報(bào)告書(shū)によると、IMFの理事は中國(guó)の最近の改革の進(jìn)展?fàn)顩rを高く評(píng)価し、特に金融機(jī)関における脆弱性の低下と経済の持続的開(kāi)放で達(dá)成した進(jìn)展を高く評(píng)価する。IMFは中國(guó)が引き続き経済のリバランスを推進(jìn)すると同時(shí)に、マクロ経済政策を調(diào)整して貿(mào)易の緊迫した情勢(shì)がさらに激化する現(xiàn)在の狀況に対処するよう提案するとしている。

中國(guó)國(guó)際経済交流センター米歐研究所の張煥波副所長(zhǎng)は、「IMFの中國(guó)為替相場(chǎng)水準(zhǔn)に関する結(jié)論は正確だといえるし、実際の狀況に合致しているともいえる。通貨分野の國(guó)際的な専門(mén)機(jī)関として、IMFの研究には客観性と権威があり、一部の國(guó)の事実を無(wú)視した一方的な結(jié)論が完全に根拠のない成り立たないものであることを証明してもいる」と述べた。