高齢化が日本で「シルバー経済」の誕生発展を促した。日本は1970年代に高齢化社會(huì)に突入し、2007年に超高齢化社會(huì)に足を踏み入れた。現(xiàn)在は人口の27％が65歳以上の高齢者で、3300萬(wàn)人に達(dá)する。（文：馬天月?中國(guó)建設(shè)投資研究院研究員。新華網(wǎng)に掲載）

中國(guó)大陸部は12年に高齢化社會(huì)に入り、総人口に占める60歳以上の割合が10％を超えた。20年には総人口の17.8％を占める2億5500萬(wàn)人に達(dá)すると予想される。高齢化が中國(guó)の介護(hù)産業(yè)に新たな市場(chǎng)チャンスをもたらすことになる。日本の介護(hù)産業(yè)には長(zhǎng)い歴史と成熟した経験があり、日本の経験を參考にすることは中國(guó)介護(hù)産業(yè)にとって大きなプラスになる。

総じて言えば、日本の介護(hù)産業(yè)には次のような特徴があり、中國(guó)企業(yè)が學(xué)び參考にするだけの価値がある。

第1に、業(yè)務(wù)が多様かつ統(tǒng)合されたシルバー産業(yè)の発展ルートがある。

日本の介護(hù)を手がける企業(yè)は得意な業(yè)務(wù)から著手するのが一般的で、主業(yè)務(wù)によって顧客資源と一定の市場(chǎng)シェアを獲得してから、合併買(mǎi)収（M&A）を通じて新業(yè)務(wù)の開(kāi)拓に乗り出すところが多い。また通常は新業(yè)務(wù)と既存業(yè)務(wù)の間に一定の関連性があり、高齢者層に向き合って、高齢者の多様なニーズをくみ取り、より全面的なサービスを提供するところが多い。

たとえばニチイ學(xué)館などは、醫(yī)療業(yè)務(wù)から出発し、介護(hù)、保健、健康相談、商業(yè)貿(mào)易などに業(yè)務(wù)を広げ、高齢者の醫(yī)療?介護(hù)?保健ニーズをめぐり、業(yè)務(wù)內(nèi)容を徐々に多様化させてきた。ベネッセグループは教育産業(yè)からスタートし、保育や介護(hù)人材の育成に手を広げるとともに、高齢者のニーズに基づいて、配食サービスやスマート介護(hù)設(shè)備を提供するようになった。ヒューマングループの業(yè)務(wù)は教育事業(yè)が出発點(diǎn)で、労務(wù)派遣、介護(hù)の技能研修へと広がりをみせ、教育事業(yè)と結(jié)びついて、産業(yè)チェーンの各方面を網(wǎng)羅するようになった。メガロスはフィットネス業(yè)務(wù)を手がかりに、高齢層向けフィットネス、スポーツ用品、健康器具、健康食品、健康相談などの関連業(yè)務(wù)を開(kāi)拓し、新たな利益成長(zhǎng)源を育ててきた。