文昌航天発射場（海南?。─?7日に「長征5號」キャリアロケットを用い、衛(wèi)星「実踐20號」を予定の軌道に投入した。長征5號は中國航天科技集団第一研究院が開発を擔(dān)當(dāng)する、中國初の筒部分の直徑が5メートルの大推力キャリアロケットで、その積載能力は世界トップクラスだ。長征5號の3回目の打ち上げ任務(wù)の成功に伴い、中國の一連の重大宇宙任務(wù)が來年次々と展開される。打ち上げ回數(shù)は40回を突破する見通しで、一層期待が高まる。人民日報海外版が伝えた。

◆見所その一 月探査プロジェクト3期の嫦娥5號任務(wù)

月探査プロジェクトは「周回?著陸?帰還」の3つの段階に分かれる。

長征3號甲ロケットは2007年に「嫦娥1號」を打ち上げ、中國初の月周回探査を?qū)g現(xiàn)した。

長征3號丙ロケットは2010年に「嫦娥2號」を打ち上げ、世界初となる解像度7メートル以下の全月面寫真を取得した。

長征3號乙ロケットは2013年に「嫦娥3號」を打ち上げ、月面軟著陸を?qū)g現(xiàn)した。中國の宇宙船が初めて地球以外の天體に著陸した。

長征3號乙ロケットは2018年に「嫦娥4號」を打ち上げ、人類の探査機(jī)にとって初となる月の裏側(cè)の訪問を?qū)g現(xiàn)した。

中國は2020年に長征5號ロケットを使いタイミングを見計らいながら「嫦娥5號」を打ち上げ、月無人試料採取?帰還を?qū)g現(xiàn)する。月探査プロジェクトの3ステップの全體計畫?目標(biāo)を順調(diào)に達(dá)成する。

◆見所その二 初の火星探査任務(wù)

中國は現(xiàn)在、火星探査プロジェクトの開発作業(yè)を展開している。計畫によると、中國は2020年に長征5號を使い火星探査機(jī)を打ち上げる。また1度の打ち上げにより火星周回?著陸?陸上探査を?qū)g現(xiàn)する。

火星は太陽系の惑星の一つで、約26カ月毎に地球に最接近する。この時期であれば低コストで火星に探査機(jī)を送り込むことができる。そのため人類の火星探査活動は通常、26カ月毎にピークを迎える。2020年にはその最接近の一年になる。

探査機(jī)の打ち上げ後、火星まで到達(dá)する時間は約7カ月。

◆見所その三 長征ファミリーの新メンバーが初飛行

長征5號キャリアロケットの開発は、次世代ロケットの開発にも貴重な経験を蓄積した。中國キャリアロケット技術(shù)研究院が開発を擔(dān)當(dāng)した長征5號B、長征7號甲、長征8號などの次世代ロケットが次々と初飛行を迎える。

キャリアロケットの能力が高ければ、中國の宇宙の舞臺もそれだけ広がる。宇宙強(qiáng)國の基礎(chǔ)となるのは宇宙輸送システムだ。長征5號は中國の積載能力が最大のロケットで、中國の多くの重大宇宙プロジェクトの実施に対して基礎(chǔ)的?前提的な役割を果たす。

長征5號遙3ロケットの成功は、中國の宇宙事業(yè)の「スーパー2020」の基礎(chǔ)を固め、宇宙強(qiáng)國の建設(shè)に向け著実な一歩を踏み出した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月30日