「100％天然」、「必要な栄養(yǎng)素全てを摂取」、「お腹が空いても我慢する必要なし」、「すぐにダイエット効果あり」などとうたった食事代替品が最近登場(chǎng)し、瞬く間にネット上で人気商品となっている。その人気の勢(shì)いは歐米諸國(guó)から中國(guó)にまで波及している。では、食事代替品を食べて、本當(dāng)にダイエットできるのだろうか？長(zhǎng)期間にわたって、食事代替品を食べても大丈夫なのだろうか？北京青年報(bào)が報(bào)じた。

食事代替品の原理は「新手の節(jié)食」

食事代替品とは、名前の通り、機(jī)能的に、一部、または完全に主食や食事の代わりになる一部の食品だ。

全ての食事代替品は、カロリーが低く、食物繊維が豊富に含まれ、満腹感が長(zhǎng)く続くという共通點(diǎn)がある。つまり、食事代替品のダイエット原理は、「新手の節(jié)食ダイエット」であるということが分かる。そのため、多くの人は一食當(dāng)たり平均500‐1000キロカロリーを摂取しているが、食事代替品の場(chǎng)合200キロカロリーほどに抑えられている。一日三食、全てを食事代替品にし、しかも毎回一食分の食事代替品だけ食べるとすれば、1日に摂取するカロリー量はわずか600キロカロリーほどに抑えられるということになる。

長(zhǎng)期間にわたり食事代替品を食べた場(chǎng)合の健康的デメリット4つとは？

英オックスフォード大學(xué)は、長(zhǎng)期間にわたり一日三食に食事代替品を食べても問(wèn)題ないかについて研究を行った。その結(jié)果、長(zhǎng)期間にわたり、一日三食に食事代替品を食べると、體脂肪や內(nèi)臓脂肪、肝脂肪がそれぞれ6％、11％、46％減った。しかし、心筋の脂肪は44％増加した。これは、長(zhǎng)期間にわたり、低カロリーの食事代替品ばかり食べていると、心臓の機(jī)能に影響を與えることを示している。心筋に対する影響は、動(dòng)悸や息切れ、狹心癥、さらに最悪の場(chǎng)合、心肺停止などとして表れる。

2つ目に、肝臓や腎臓を損ねる可能性もある。多くの食事代替品は、一面的な効果やスピーディーな効果を追求しているため、薬物成分がひそかに添加されている場(chǎng)合が多い。もし、長(zhǎng)期間にわたり、そのような食事代替品ばかりを食べていると、肝臓や腎臓に深刻な問(wèn)題が生じる可能性がある。

3つ目に、疲れやすく、老けやすくなる。食事代替品に含まれている栄養(yǎng)素の量では、人體が必要とする6カテゴリー42種類の栄養(yǎng)素の必要を満たすことはできない。そして、食事代替品は生産加工の過(guò)程で、天然食品に含まれている「抗炎癥、抗がん、抗酸化、アンチエイジング」の物質(zhì)が流失している可能性が高い。この種の食事代替品に含まれている鉄は通常、無(wú)機(jī)鉄で、人體の吸収利用率はとても低く、貧血になりやすい。そのため、長(zhǎng)期間にわたり食事代替品ばかり食べていると、顔が痩せて黃ばみ、しわが増え、疲れ顔になりやすいほか、あくびがよく出るなどの疲労、老化の癥狀も出やすい。そのような狀態(tài)は、「活力に満ち、スタイル抜群の女性?男性になりたい」という、食事代替品を食べる目的とは相反することになる。

最後にリバウンドしやすい。その理由は、食事代替品を食べるダイエットの真相は、「新手の節(jié)食ダイエット」だからだ。もし、初めての節(jié)食ダイエットである場(chǎng)合、効果てきめんとなる可能はある。しかし、この種の節(jié)食ダイエットをすると、基礎(chǔ)代謝率が低くなる。長(zhǎng)期間にわたり低カロリーの食事代替品ばかり食べていると、基礎(chǔ)代謝率が非常に低い狀態(tài)になり、突然普通の食事に戻すと、落ちていた體重が一気にリバウンドすることになる。

そのため、食事代替品を食べることでダイエットはできるものの、それは諸刃の剣でもあるという結(jié)論を下すことができる。もし、肥満、または暴飲暴食が習(xí)慣になっている人が、醫(yī)師や専門家の指導(dǎo)の下、食事代替品を、一部の食事の代わりに食べるのであれば、體重管理に役立つだろう。しかし、適正體重である人が、一日三食に食事代替品を食べて體重管理することは絶対に勧められない。適正體重の人にとって、最も良い體重の管理の仕方は、やはりバランスの良い食事と適度な運(yùn)動(dòng)だ。つまり、「口をコントロールして、體をよく動(dòng)かす」のが一番なのだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年8月7日