資料寫真

よく「北京時(shí)間」という言葉を耳にしたり、目にしたりするが、この北京時(shí)間が実は北京発ではないことを知る人は少ないかもしれない。中央テレビニュースが伝えた。

中國科學(xué)院國家時(shí)報(bào)センターの首席科學(xué)者である張首鋼氏によると、北京時(shí)間は陝西省の西安発なのだという。同センターは陝西省西安市臨潼區(qū)にあり、そこで出される時(shí)間を北京時(shí)間と呼んでいる。

また張氏によると、北京時(shí)間とは一つの定義で、中國の首都?北京が所在する東八區(qū)の地域時(shí)間であり、その共通時(shí)間となる。

◆なぜ陝西省からなのか？

北京時(shí)間が陝西省発であることには、実は歴史的な理由がある。

1960年代前半、中國內(nèi)陸部の奧地に専門的な時(shí)報(bào)局を作る必要があった。その當(dāng)時(shí)、多くの人員が設(shè)置先の選択に派遣され、最終的に陝西省に設(shè)置されることになった。これには主に次の2つの理由があった。

陝西省は中原のやや西側(cè)に位置し、中國の心臓部分にあることから、そこから出される信號(hào)は中國の主要都市をカバーできるため。

そして、陝西省は自然の障壁の保護(hù)狀態(tài)が比較的優(yōu)れており、秦嶺山脈で他の地域から遮斷されている。そのため、時(shí)報(bào)局をここに設(shè)置すれば相対的に安全だと判斷されたためだ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年1月4日