王徳順さん（85）はこの8月に、また一つ夢(mèng)をかなえた。それは、小型飛行機(jī)を操縦して青空を飛び回るという夢(mèng)だ?！革w行機(jī)で青空を飛び回るというのが僕の夢(mèng)。一つの夢(mèng)に向かって、一生懸命頑張ればかならず成果を手にすることができる」と王さんは話す。

王さんが俳優(yōu)であることは多くの人が知っているだろう。しかし俳優(yōu)業(yè)以上により素晴らしいのは、勇気をもって何事にも取り組むその姿勢(shì)だ。王さんは44歳の時(shí)に英語(yǔ)を習(xí)い始め、50歳の時(shí)に體を鍛え始め、65歳の時(shí)に乗馬、78歳の時(shí)にバイクの運(yùn)転を?qū)Wび、79歳の時(shí)にはファッションショーのランウェイを歩いた。このように常にいろんなことにチャレンジし続けてきた王さんの歩みは、ネット上で大きな話題となり、「中國(guó)で最高にイケてるおじいさん」と呼ばれるようになった。王さんは以前、「したいという気持ちさえあれば、何歳でも遅くない」と語(yǔ)ったことがある。そして、子供の時(shí)に抱いていた「パイロット」の夢(mèng)が數(shù)年前、王さんの心で再び芽生え、迷うことなく夢(mèng)を?qū)g現(xiàn)するための努力を始めたという。

王さんは「50－60年ずっと抱いてきた夢(mèng)。だから、飛行機(jī)の操縦を習(xí)わねばと思った。まだできると思っていた」と振り返る。飛行機(jī)の操縦技術(shù)を?qū)Wぶには、年齢制限こそないものの、身體検査をクリアしなければならない。それでも、長(zhǎng)年體を鍛え続けてきた甲斐もあり、王さんの身體的な各指標(biāo)は全て基準(zhǔn)をクリアしていた。

操縦を?qū)Wぶ資格を得た王さんは、いろんな所に問(wèn)い合わせ、密雲(yún)空港のインフラは整っており、飛行できる空間が広く、飛行クラブもたくさんあることを知ると、そこで操縦を?qū)Wぶことを決めた。

飛行機(jī)の操縦というのは一朝一夕でできるようになるものではない。まず、基礎(chǔ)理論をしっかり學(xué)んでからでなければ、実際の操縦の練習(xí)を始めることはできない。これは王さんにとって高いハードルとなった。それでも、王さんが夢(mèng)をかなえることができるようにと、飛行クラブは王さんのためにレッスンチームを立ち上げ、彼の狀況に即した特別學(xué)習(xí)プランを立てた。

そして飛行場(chǎng)も全面的に協(xié)力した。例えば、地上サービス、飲食、宿舎などの面で、思いやりに満ちたサービスを提供し、王さんが夢(mèng)をかなえることができるようできる限りサポートした。こうしていろんな人の協(xié)力もあり、王さんは予定通りに、第一段階の理論學(xué)習(xí)をクリアし、飛行に必要なポイントをマスターした。そして、8月初め、実際の操縦の練習(xí)の段階に入った。

テスト飛行に何度も成功するうちに、王さんは自信を増し、ぎこちなかった操縦が、安定して飛べるようになり、上昇してカーブすることもできるようになっていた。そして操縦のコツを次第につかみ、その訓(xùn)練もますます難易度を増していった。8月17日に飛行の第一段階のレッスンが無(wú)事終わり、王さんは子供の時(shí)の夢(mèng)をついにかなえた。そして、王さんは小型飛行機(jī)を操縦して、長(zhǎng)年夢(mèng)に見(jiàn)ていた青い空を飛び回った。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年9月16日