ツァイダム盆地のチャルハン塩湖。（撮影?孫睿）

青海省海西蒙古（モンゴル）族蔵（チベット）族自治州黨委員會宣伝部が22日に明らかにしたところによると、同州の2021年のカリ肥料生産量は443萬7000トン（純量換算）で、全國の50％以上の需要を満たした。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

同州は青蔵（チベット）高原に位置し、州域の主體は中國の天然の寶庫と稱えられる柴達木（ツァイダム）盆地で、面積は約32萬5800平方キロメートル。同州格爾木市に位置する察爾汗（チャルハン）塩湖は、中國最大のカリウム?マグネシウム塩の鉱床で、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、リチウムの埋蔵量はいずれも中國一。

チャルハン塩湖の塩の結晶。（撮影?何啓金 ）

柴達木循環(huán)型経済試験區(qū)管理委員會の袁廷運副會長によると、塩湖の資源開発は単純な塩の採取やカリウムの抽出から、総合開発と集約型利用の方向に進んでいる。同塩湖はすでに中國最大のカリ肥料拠點、重要な炭酸ナトリウム、マグネシウム化合物、リチウム塩の生産拠點になっている。

袁氏によると、同州の2021年のカリ肥料生産量は443萬7000トン（純量換算）で、全國の50％以上の需要を満たした。同州によるカリ肥料の安定的な輸出は、中國のカリ肥料供給を力強く支え、國際カリ肥料資源の獨占がもたらしうるリスクを効果的に予防し、中國の食糧安全にしかるべき貢獻をした。（編集AYF）

ドローンで撮影されたチャルハン塩湖。（撮影?何啓金）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月23日