◆中國人の心を鷲摑んだ日本の大スター
中國である程度の年配の大人になると、誰でも高倉健さんを知っている。しかも憧れの大スターだという。もちろん、これにはわけがあって、文化大革命が終息し、開放政策が始まった時に、中國で最初に公開された日本映畫が、高倉健が主演の「君よ憤怒の河を渡れ」だったのだ。當(dāng)時、數(shù)年前まで文化大革命の嵐がふき荒れていたため、多くの中國人が精神的に「ホッとしたい」という思いでいっぱいだった。同映畫で、高倉さんは、寡黙で男らしい検事?杜丘冬人を演じ、若者の間であこがれの的となった。同映畫は観客動員數(shù)延べ1億人の過去最高記録を作った。
當(dāng)時の高倉さんは、中國の男性映畫スターのイメージにも大きな影響を與え、1970年代、中國のテレビや映畫で人気となったのは、色白の若い俳優(yōu)だった。「君よ憤怒の河を渉れ」で高倉さんが演じた寡黙で毅然とした杜丘が、中國の映畫に変化をもたらし、「もてる男性」のイメージも確立したのだ。>>
現(xiàn)在、40-50代の中國人であれば、同映畫のセリフなどを詳しく説明できるだけでなく、登場人物も鮮明に記憶している。
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