イノベーション力に乏しい企業(yè)カルチャー

「日本の企業(yè)カルチャーが、現(xiàn)代のこの『革新の時代』に適合していないことが、新製品?新市場を開拓できないでいる最大の理由だ」とあるアナリストは語る。その結(jié)果、日本の企業(yè)は中國や韓國の企業(yè)に市場競爭で破れ、次々と姿を消していくのである。

また日本企業(yè)の獨創(chuàng)性の欠如は、日本がこれまで基礎(chǔ)科學研究をおろそかにしてきたことも関係がある。日本は長期にわたり、歐米の科學技術(shù)の成果に頼り、それを吸収してきた。しかしこのことが『革新の時代』に入り、世界から取り殘される結(jié)果ともなったともいえる。日本には優(yōu)秀な技術(shù)者はいるが、本物の科學者がいない。製品の質(zhì)を高めることに日本は優(yōu)れた力を発揮するが、世界が今求めているのは、科學技術(shù)における革命的な成果である。日本の産業(yè)構(gòu)造は従來の家電産業(yè)が中心に形成されており、この點において、同産業(yè)での革新的な製品の登場は望むべくもない。

基礎(chǔ)研究は米國の３分の１以下

ある統(tǒng)計によると、日本の科學技術(shù)全體の中で基礎(chǔ)研究の占める比率は１４．５％しかなく、米國の５０％やドイツの４０％に比べきわめて小さい?？茖W論文の指數(shù)でも、日本の８１に対し、イスラエル３７９、西歐２９５、アメリカ１４４と、いずれに対しても遠く及ばない。一般に日本は応用研究が得意とされているが、実際に米國などより優(yōu)れているのは、生産や機械の分野だけである。ブレークスルーを必要とする技術(shù)開発分野ではほとんど遅れを取っている。また日本の大學には技術(shù)の育成に力を入れるところが多いものの、研究そのものを志向する大學はあまりない。設(shè)計や開発は企業(yè)でやるもので、大學ではやらないとい考えがあるためだ。

しかし、企業(yè)側(cè)も目先の利益に結(jié)びつかない基礎(chǔ)研究にあまり興味を示さない。 こうした中、日本の企業(yè)は今、事業(yè)再編、従業(yè)員の流動化、外國人経営者の招聘などに取り組むことで収益構(gòu)造の転換につなげようとしている。しかし、効果はあまりない。やはり「革新力」が乏しい現(xiàn)狀の體制を変えないことには、かつてのように日本が世界から注目されることは難しいかもしれない。

「チャイナネット」2014年12月1日