一閣僚の交代から「安倍丸」の航行の方向のシグナルがうかがえる。安倍首相は歴史修正主義の道を頑なに歩む。その考えに変化はない。(文:和靜鈞?チャハル學會研究員。新京報掲載)
日本の安倍晉三首相(自民黨総裁)は24日召集の特別國會で、自公両黨が衆(zhòng)院の3分の2を占める中、第97代首相に順調(diào)に選出され、第3次安倍內(nèi)閣を始動した。日本の新內(nèi)閣発足について中國外交部(外務?。﹫蟮拦伽稀钢腥臻v係の長期的で安定した健全な発展の維持は両國および両國民の根本的利益に合致する。日本が引き続き平和的発展の道を歩み、地域の平和?安定と発展に建設(shè)的役割を発揮することを希望する」と表明した。
第3次安倍內(nèi)閣の発足は、人為的な「衆(zhòng)院解散、選挙前倒し」という戦術(shù)的選挙の結(jié)果だ。この選挙によって、安倍首相が推し進めていた政策および近く打ち出す予定の政策の実施期間を少なくとも2018年まで延長することが可能となった。選挙は遂行中の政策への承認を得るためだったので、第3次安倍內(nèi)閣は第2次內(nèi)閣の閣僚をほぼそのまま留任させた。政治資金スキャンダルで自ら辭任した江渡聡徳前防衛(wèi)相を除けば。
だがこの一閣僚の交代から、「安倍丸」の航行の方向のシグナルがうかがえる。江渡氏の後任は、元防衛(wèi)庁長官の中谷元氏だ。彼はタカ派の好戦分子であり、敵基地攻撃能力の保有に賛成し、かつて「中國の脅威」を喧伝した人物だ。安倍首相が平和的防衛(wèi)主義からの脫卻を急ぐタカ派の人物を起用したのは、自らの歴史修正主義を支えるための手配の1つであるはずであり、歴史修正主義の道を頑なに歩む考えに変化がないことも見てとれる。
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386