「値上げ」か「市場のニーズ」か

業(yè)界関係者は、航空會社が損失を減らすために、主業(yè)務(wù)をベースに、追加料金を取る方法を開拓するというのが動(dòng)向となっていると分析している。しかし、「有料事前座席指定」をめぐっては、「単なるチケットの値上げではないのか」との聲も上がっている。

海南航空や中國國際航空などが昨年、國際線において同サービスを?qū)毪筏侩H、ある中國の旅行サイトが調(diào)査を?qū)g施し、回答したネットユーザーの82.2％が「合理的ではない」と答えたのに対し、「合理的で、市場のニーズに合致している」との答えは14.5％にとどまった。

業(yè)界関係者は、「ガソリン価格や人件費(fèi)などが上昇を続けているのを背景に、乗客の増加やファーストクラスやビジネスクラスの收益を伸ばすのが非常に難しくなっている。そのため、『有料事前座席指定』サービスを?qū)毪工氪笫趾娇諘绀澜绀菈埣婴筏皮い搿，F(xiàn)在、世界では同サービスが普遍的になっている」と分析している。

例えば、2011年夏から、米國のデルタ航空やユナイテッド航空は、足を伸ばせる座席を有料化している。アメリカン航空やUSエアウェイズは、窓際座席と通路側(cè)座席を有料にしている。シンガポール航空は、米國に向かう便の事前座席指定料金を100ドル(約1萬2千円)、歐洲に向かう便を60ドル(約7200円)と設(shè)定している。ブリティッシュ?エアウェイズは、國際長距離線の非常口列座席を75ドル(約9000円)と設(shè)定している。ルフトハンザドイツ航空は、長距離便の非?？诹凶?0ユーロ(約8200円)と設(shè)定している。

世界の民間航空業(yè)の追加料金市場は、07年の25億ドル(約3000億円)から、13年の315億ドル(約3兆7800億円)と、6年で12倍に拡大している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年5月15日