中國の超大型都市で不動産を購入する場合、子どものいる人にとって頭が痛いのが「學區(qū)房」(文教地區(qū)にある不動産)の問題だ。こうした考え方は特に中國に限ったことではなく、遠く海を隔てた米國でも親たちは同じような問題に直面する。ハーバード大學があるケンブリッジ地區(qū)の場合、大學周辺の物件は100萬ドル(約1億2308萬円)クラスの価格がつくこともまれではない。米國の不動産仲介會社は各學區(qū)を5段階の星で評価し、教育水準の高い地域は不動産価格もおのずと高騰する。
▽買うは易く維持は困難
中國人の買い手が米國で新居を手に入れた場合、維持費が相當な出費になる。
まず毎年、現(xiàn)地政府に不動産稅を納めなければならない。不動産稅は建物と土地の価格に直結(jié)するもので、ここ數(shù)年の米國の土地価格は2008年の金融危機以來の停滯ぶりから徐々に「覚醒」しており、不動産にかかる稅金も年々上昇する傾向にある。
米國のオンライン不動産仲介會社のジローがサイトで発表した情報によると、ボストンの郊外にあるブルックラインの居住面積323平方メートル、5寢室3浴室の戸建て物件の場合、ジローのサイトでの分譲価格は139萬9千ドル(約1億7216萬円)、賃貸の場合は一月の賃料が5296ドル(約65萬1千円)で、不動産稅は05年の年間7502ドル(約92萬3千円)が、14年は9789ドル(約120萬4千円)となっている。
![]() | ![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386