アリババ（阿里巴巴）集団は23日、スーパーマーケット分野に全面的に參入することを明らかにした。傘下のオンラインスーパー?天貓超市を全國規(guī)模で段階的に普及拡大させ、第1號サービス提供エリアを北京に定めるという。このために各種サービスのバージョンアップをはかっており、北京地區(qū)の消費者向けに10億元（約199億円）の補助金をうち出すとしている。

天貓超市は北京地區(qū)で萊鳥網(wǎng)絡科技有限公司の「當日配送サービス」を採用する。萊鳥の力強いネットワークに支えられ、北京の天貓超市利用者は午前11時までに注文した品物を當日中に受け取れ、受け取り時間も午後10時までであれば自由に選択できるようになる。7月下旬までのデータをみると、天貓超市北京エリアの売上高は前年同期比740％増加し、取引量の9割はモバイル端末経由のものだった。北京の利用者はオンラインスーパーへの関心が高く、一時的に注文數(shù)が供給數(shù)を上回るオーバーブッキング現(xiàn)象も何度か出現(xiàn)した。

ここ數(shù)年、スーパー産業(yè)の伸びが鈍化し続けており、中華全國商業(yè)情報センターがまとめた統(tǒng)計によれば、2014年のスーパー産業(yè)の純利益は前年比5.87％減少した。原因は店舗の家賃、人件費といった硬直的需要（値段の影響を受けにくい需要）の上昇だけでなく、利用者の消費行動の変化も大きい。すなわち、消費の場所がオフラインからオンラインへ移行するという変化だ。ネットスーパーの主力商品である日用品には常に一定の需要があり、リピート率とロイヤリティが高いという特徴をもち、通信販売B2C（企業(yè)?消費者間取引）市場の新たな成長源になっている。

調査會社?艾瑞諮詢のデータによると、15年第1四半期（1-3月）の中國ネットショッピング市場のB2C取引規(guī)模は3737億1千萬元（約7兆4632億円）に達し、天貓の市場シェアは58.6％だった。天貓超市は12年3月に運営をスタートすると、瞬く間に消費者が生活用品をネットで購入する際の重要な入口に成長した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月24日