「史上最も厳しい喫煙規(guī)制」と言われる「北京市喫煙抑制條例」は、6月1日の施行から今月2日で丸2カ月が過ぎた。北京市衛(wèi)生?計(jì)畫出産委員會(huì)のデータによると、これまでに市民から5144件の苦情?通報(bào)が寄せられており、そのうち、オフィスビルからの苦情?通報(bào)が4割を占めた。ラジオ?中國(guó)之聲のニュース番組「央広新聞」の報(bào)道を引用し、中央放送網(wǎng)が伝えた。

「北京市喫煙抑制條例」の実行をよりよく促進(jìn)することを目的に、関連部署は條例の施行前、市民からの苦情を受け付けるためのホットライン「12320」を設(shè)置した。北京市衛(wèi)生?計(jì)畫出産委員會(huì)が発表したデータによると、喫煙抑制に関して市に寄せられた電話は1萬(wàn)655件にのぼり、そのうち喫煙抑制の知識(shí)についての問い合わせは321件、喫煙抑制の政策についての問い合わせは5190件、喫煙の苦情?通報(bào)は5144件だった。

通報(bào)が多かった場(chǎng)所はオフィスビル、オフィス、レストランと娯楽施設(shè)で、うち4割近くの苦情?通報(bào)はオフィスビルからだった。これに対し、専門家は次の通り述べた。

條例では、公共スペースや職場(chǎng)における室內(nèi)區(qū)域、公共交通機(jī)関においての喫煙が禁止されているが、多くのオフィスビルの內(nèi)部管理制度がまだ整備されておらず、男子トイレの全面的な點(diǎn)検が適時(shí)行われていない、室外禁煙エリアの設(shè)置が規(guī)範(fàn)化されていないなどの問題が生じた。これに加えて、ビルの経営者から見れば、ビル內(nèi)の喫煙者の數(shù)が多い割に、管理人が少なく、法の執(zhí)行権もない。また、善意の忠告はあまり効果的ではないことから、オフィスビルが通報(bào)が最も多かった場(chǎng)所となった。無(wú)煙社會(huì)を一日も早く実現(xiàn)するには、喫煙規(guī)制を徹底的に貫き、人々の喫煙抑制の意識(shí)を向上させるしかない。（編集XM）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年8月6日