フランスの複數(shù)の機関がこのほど統(tǒng)計データを公表し、2015年の年初と11月に起きたテロ事件の影響で、2015年におけるパリの主要な博物館の入館者數(shù)が大幅に減少したことが明らかになった。人民日報が伝えた。

ルーヴル美術(shù)館の2015年の入館者數(shù)は延べ870萬人で依然として世界で最も入館者數(shù)が多い美術(shù)館となったが、2014年の930萬人と比べるとその低下幅が6%を超えている。その一方でルーヴル美術(shù)館を訪れた中國人観光客は2014年に比べ86%増となっている。パリ南西部の郊外にあるヴェルサイユ宮殿では2015年の訪問者數(shù)が4%減の740萬人。また、ケ?ブランリ美術(shù)館の入館者數(shù)は2014年の140萬人から2015年は130萬人に減少した。ルーヴル美術(shù)館とは川をはさんで対岸にあるオルセー美術(shù)館の入館者數(shù)は比較的安定しており、2015年は延べ340萬人で前年と比べわずか1%の減少にとどまった。

データを分析していくと、テロ事件発生後、外國人観光客の減少だけでなく、フランス國內(nèi)の學(xué)生による博物館への団體見學(xué)活動が目に見えて減少したことが入館者數(shù)減少の大きな二つの原因となっている。ルーヴル美術(shù)館を例に見てみると、去年は延べ180萬人の學(xué)生の集団見學(xué)を受け入れているが、2014年の延べ250萬人に比べると26%も減少している。（編集XM）

人民網(wǎng)日本語版」2016年1月13日