専門家：労働ノルマの基準設定が急務

中國人的資源?社會保障部（?。﹦簝P科學研究所の鄭東亮?所長は、「以前、中國は非正規(guī)社員の労働者が多く、従業(yè)員の基本給を低く設定し、収入を多くするために従業(yè)員が殘業(yè)をしなければならないスタイルにしていた工場や企業(yè)が多かった。特に、労働集約型の輸出加工業(yè)がそうだった?，F在、多くの企業(yè)がそのようなスタイルをいまだに採用している。また、経済が低迷すると、利益を確保するために、人員を削減し、従業(yè)員に殘業(yè)を強いる企業(yè)もある」と分析する。

進んで殘業(yè)する人が多い現象について、中國労働學會の蘇海南?副會長は、「その主な原因は、企業(yè)が支払う報酬が低く、労働者は、通常の勤務で得られる報酬だけで自分や家族の生活を支えられないから」と分析する。

鄭所長は、「それぞれの業(yè)界が、その労働ノルマの基準を設定しなければならない。これについて、早くから各地、各業(yè)界が模索を行っているが、いまだに明確な基準がない狀態(tài)。労働ノルマの基準を設定すると業(yè)界の発展にもメリットがある。ただ、どのくらいの量にするのか、どのように決めるのかなど、複雑な問題が殘っている。業(yè)界內で引き続き推進しなければならない」と指摘。

そして、「労働者の殘業(yè)が長いという問題を解決するために、さまざまな分野から著手しなければならない。例えば、労働保障監(jiān)察當局が、監(jiān)督を強化することも必要だし、労働者自身も自分の権益を守るという意識を向上させなければならない」との見方を示す。(編集KN）

「人民網日本語版」2016年5月20日