全人代外事委員會主任委員、社會科學院國家グローバル戦略シンクタンク首席専門家の傅瑩氏はこのほど英王立國際問題研究所で講演し、南中國海をめぐる爭いについて「南中國海における中國の目標はまず主権権益の維持だ。中國はたとえ寸土でも失うことを認めない」と表明した。光明日報が伝えた。
傅氏は「中國にとって、南中國海問題の核心は南沙(英語名スプラトリー)諸島の領(lǐng)土主権と関係海域をめぐる爭いだ。中國民衆(zhòng)は、南中國海諸島は古來中國のものだったと堅く信じている。長年の努力を経て、中國と南中國海の係爭諸國はついに共通認識に達し、二國間交渉を通じて問題を平和的に解決し、解決されるまで爭いを棚上げすると同時に、協(xié)力を積極的に推し進めることを主張し、地域の安定と繁栄を促進した」と述べた。
傅氏は「南中國海における中國の目標は第1に主権権益の維持だ。中國の國民と政府は領(lǐng)土主権の一體性に関わる問題に対して常に非常に敏感であり、たとえ寸土でも失うことは斷じて認めず、十分な軍事防御能力を必要としている。第2に南中國海には重要な國際航路がある。中國は最も主要な使用者であり、滯りのない航行と航行の自由の確保を必要としている。第3に地域の平和と安定の維持は中國と周辺諸國の共通利益だ。地域覇権の追求を旨とする動機と計畫はわれわれにはない。第4に中米は共に南中國海の平和と航行の自由の維持を必要としており、徐々に協(xié)力へと向かうべきだし、その必要がある」と表明した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年7月11日
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