日本の安倍晉三首相は3日、內(nèi)閣改造を行った。7月の參議院選挙での安倍首相率いる自民黨の勝利後の大きな政治的動(dòng)きとなる。安倍首相による組閣?內(nèi)閣改造は2012年の第2次安倍內(nèi)閣発足から4回目。新內(nèi)閣にはどのような変化があったのか。日本の今後の內(nèi)政や外交、中日関係にはどのような影響がもたらされることになるのか。解放軍報(bào)が伝えた。

核心大臣は引き続き留任

　3日に明らかとなった新閣僚名簿によると、注目の高かった安倍內(nèi)閣の核と言える數(shù)人の大臣は、今回も留任された。副総理と財(cái)務(wù)大臣を兼任する麻生太郎氏と內(nèi)閣官房長(zhǎng)官の菅義偉氏、外務(wù)大臣の岸田文雄氏の3人は特に、2012年の第2次安倍內(nèi)閣発足から入閣を続けている古參大臣と言える。

　上海外國(guó)語(yǔ)大學(xué)日本文化経済學(xué)院の廉徳瑰教授は記者に対し、菅義偉と麻生太郎、岸田文雄の3氏の「核心人物」が留任されたことは、安倍內(nèi)閣の今後の內(nèi)外政策に大幅な変化はないことを意味し、日本國(guó)內(nèi)の政治の安定の確保を助け、政策の継続性を保持するものとなると指摘する。

　だが安倍新內(nèi)閣には新たな面々も登場(chǎng)している。総勢(shì)19人の閣僚のうち8人は初めての入閣となる。

防衛(wèi)大臣には靖國(guó)參拝の「タカ派」女性

　一連の人事で最も注目されたのは、防衛(wèi)大臣の交代だ。自民黨政調(diào)會(huì)長(zhǎng)の稲田朋美氏が中谷元氏に代わって防衛(wèi)大臣に就任する。女性の防衛(wèi)大臣は、東京都新知事に選出された小池百合子氏に続く2人目となる。今年57歳の稲田朋美氏は自民黨の「タカ派」で、靖國(guó)神社參拝を何度も繰り返しており、極東國(guó)際軍事裁判（東京裁判）の検証を提唱するなど、歴史問(wèn)題について強(qiáng)硬な態(tài)度で知られる。

　上海國(guó)際問(wèn)題研究院諮問(wèn)委員會(huì)の呉寄南?副主任は、稲田朋美氏は日本の防衛(wèi)政策の調(diào)整を積極的に支持しており、安倍首相の意図を忠実に実行するだろうと指摘する。防衛(wèi)相就任後は、今年3月に採(cǎi)択された新安保法の実施を推進(jìn)し、「中國(guó)脅威論」を口実に日本の軍事化の歩みを加速することになるのは間違いない。