夏休みも終わりに近づき、旅行市場もようやく靜けさを取り戻したようだ。だが、旅行のベストシーズンとなる「國慶節(jié)(建國記念日、10月1日)ゴールデンウィーク」が到來するのも、それほど遠い話ではない。大手旅行各社によると、國慶節(jié)連休までまだ1カ月以上あるが、この時期のツアーに対する問い合わせや予約が増えてきており、東歐?北歐?モロッコなど、これまでマイナーだった路線にも「注目」が集まっているという。北京日報が伝えた。
オンライン旅行サイト「驢媽媽」の擔當者は、次の通り紹介した。
「今良く売れているのは、日本?韓國?タイ?英國へのツアー商品で、予約が5割以上入っているツアーも少なくない。今年の國慶節(jié)連休中の海外ツアーの予約は、昨年より1週間ほど早く入り始めており、今まさに予約のピークを迎えている。今年の國慶節(jié)連休中のツアー料金は、昨年よりやや下がっている。特に、歐州向けツアーの下落幅は10%から20%に達しており、コストパフォーマンスは良くなっている。例えば、國慶節(jié)連休中に出発するオンライン商品『フランス?イタリア?スイス周遊12日間の旅』は、ツアー価格が1萬3千元(1元は約15.1円)と、9月のオフ?シーズンに出発する同じ內容のツアーよりさらに200元安くなっている」。
クルーズ旅行については、國慶節(jié)連休中、天津、上海、広州の各港から、毎日1便運航している。多くの旅行社は、海外ツアーの中でも海外クルーズ旅行のセールスを強化している。これまで、國慶節(jié)連休のクルーズ旅行代金はややもすると6,7千元まで跳ね上がっていたが、今年のクルーズ旅行は、かなり庶民の財布にも優(yōu)しい価格となっている。ツアーの販売がだんだんとピークに差し掛かると同時に、國慶節(jié)連休の海外旅行市場では、新しい注目スポットも登場した。東歐、北歐、モロッコ、スリランカなど、これまで中國人観光客の間であまり注目されていなかったマイナーな観光目的地へのツアーも、好調な売れ行きを呈している。このことから、出國する観光客の旅行先の選択肢が、だんだんと多様化している傾向が見て取れる。複數(shù)の旅行社の海外旅行擔當者が、「海外観光客の誘致を狙っている多くの國が、観光客を対象としたビザ條件の緩和政策を実施し、フライトを増便し、中國語サービスを新たに始めるなどの措置を講じている。これまでいわゆる『マイナー路線』と言われてきた観光地についても、今年上半期、延べ観光客數(shù)はすでに大幅に増加し始めており、海外旅行市場の新たな注目スポットになっている」との見方を示した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月26日
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