長(zhǎng)年の努力の結(jié)果、IMFは2010年に承認(rèn)したクォータ増額とガバナンス改革案をついに今年1月26日から全面的に実施している。これはIMFの歴史上、最大規(guī)模となるクォータ増額とガバナンス改革であり、また新興市場(chǎng)國(guó)と発展途上國(guó)の発言権を最大限に調(diào)整した改革となった。この改革をうけて、IMFのクォータ財(cái)源は2倍の4700億SDR（約6600億ドル、1ドルは約103.9円）にまで増加した。これにより中國(guó)はIMFにおいて第三の地位を占めることとなり、中國(guó)のIMFにおける発言権を一気に強(qiáng)めた。現(xiàn)在、IMFは第15次クォータ見(jiàn)直しとガバナンス改革に関する検討を進(jìn)めており、その內(nèi)容にはクォータ計(jì)算式や割當(dāng)額の増額、割當(dāng)額の分配の決定などが含まれている。當(dāng)然ながら、このガバナンス改革は新興市場(chǎng)國(guó)と発展途上國(guó)にとって、非常に大きな意義を持つ。IMFは2017年10月の総會(huì)までにこれらの作業(yè)を完了させたいと考えている。

2015年11月30日、IMF執(zhí)行理事會(huì)の厳格な審議を経て、人民元を國(guó)際的な準(zhǔn)備通貨に認(rèn)定し、2016年10月1日より、現(xiàn)在の米ドル、ユーロ、日本円、ポンドに加え、新たにSDR貨幣バスケットに組み入れることを決定した。しかしながら、國(guó)際貨幣金融システムを安定化させるSDRの働きを更に強(qiáng)化し、SDRを國(guó)際金融市場(chǎng)で広く流通させるにはまだまだ多くの作業(yè)が殘されており、これもまた今回のG20で検討される重要な課題の一つとなっている。

世界規(guī)模での互恵?ウィンウィンと共同の経済成長(zhǎng)を?qū)g現(xiàn)するには、それぞれの國(guó)で強(qiáng)力で安定した経済政策を?qū)g施する必要があるばかりでなく、國(guó)際金融アーキテクチャとグローバルガバナンスのメカニズムを強(qiáng)化していく必要がある。この二つの面で互いに補(bǔ)強(qiáng)し合い、促進(jìn)し合うことが、金融危機(jī)の再発防止につながり、またその危機(jī)対応力を向上させ、新興市場(chǎng)國(guó)と先進(jìn)國(guó)との提攜と交流をさらに強(qiáng)化することで、最終的に世界経済の力強(qiáng)く、持続可能な、バランスの取れた成長(zhǎng)を?qū)g現(xiàn)できるだろう。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年9月3日