中國スパコン大手の中科曙光が20日、「E級スパコン試作機(jī)開発」プロジェクトの始動(dòng)式を開いた。これは國家第13次五カ年計(jì)畫スパコン特別プロジェクトのうち、企業(yè)が中心となり擔(dān)當(dāng)するE級スパコンプロジェクトが、正式にシステム開発の段階に入ったことを意味する。新華社が伝えた。

E級スパコンとは、10ベタフロップスの計(jì)算が可能なスパコンのことで、全世界でも「次世代スパコンの王者」と見られており、各國はその競爭を展開している「戦略的要衝」だ。

米國、歐州、日本などの國と地域が現(xiàn)在、自國のE級スパコン開発計(jì)畫を発表している。中國の第13次五カ年計(jì)畫スパコン特別プロジェクトでは、中科曙光、國防科技大學(xué)、江南計(jì)算技術(shù)研究所がE級スパコンの試作機(jī)開発プロジェクトを擔(dān)當(dāng)することを認(rèn)められ、「3者並走」の局面を形成している。

中國科學(xué)技術(shù)部ハイテクセンター上席プロジェクト主管の談儒雲(yún)氏は「E級スパコンの建設(shè)は、中國製スパコンの全體的な設(shè)計(jì)の質(zhì)的飛躍と、性能の総合的な向上を示している。同プロジェクトの始動(dòng)は、計(jì)算システム、ネットワーク構(gòu)造、ストレージ構(gòu)造、システムソフト、冷卻システム、応用サポートなど各方面の研究案に関わる。エネルギー効率などの重要技術(shù)の進(jìn)展のほか、生態(tài)環(huán)境、信頼性、応用プログラム、ストレージ、多分野応用の融合など、さまざまな課題を迎えなければならない」と話した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年10月21日