寫真：14年8月、シエラレオネの首都フリータウンの病院で働く中國の醫(yī)療者。（撮影?張建波）

中國國家食品薬品監(jiān)督管理総局は19日、「組み替え型エボラウィルス病ワクチン（アデノウィルスベクター）」の新薬登録申請を認(rèn)可した。新ウィルスは中國が獨自に開発し、知的財産権を100％保有する革新的な組み替え型ウィルス製品であり、エボラウィルス病に対する初の組み替え型ワクチンでもある。

中國が今回認(rèn)可したワクチンは人體の細胞性免疫と體液性免疫を活性化させ、安全性が保証されると同時に、良好な免疫原性も備える。またこのワクチンはウィルスベクターワクチンの凍結(jié)乾燥製剤の技術(shù)的制約を突破した。これまで世界には米國とロシアが製造するエボラウィルス病のワクチンしかなかった。こうした海外の液體ワクチンに比べ、中國の凍結(jié)乾燥製剤ワクチンはより優(yōu)れた安定性を備え、特にアフリカのような高溫地域での輸送?使用において、より顕著な優(yōu)位性を備えるといえる。

この組み替え型エボラウィルス病ワクチンは、中國軍事醫(yī)學(xué)科學(xué)院生物工程研究所と康希諾生物股フン有限公司（フンはにんべんに分）が共同開発した。

エボラウィルスは1976年に初めて確認(rèn)された。14年に西アフリカ地域で有史以來の最も深刻な感染が起こり、少なくとも1萬1300人が死亡し、世界保健機関（WHO）は「國際的な公衆(zhòng)衛(wèi)生上の緊急事態(tài)」を宣言した。同年8月10日には、中國が派遣する西アフリカエボラウィルス病対策専門家チームが現(xiàn)地に向けて出発した。統(tǒng)計によると、エボラ出血熱が爆発的に広がってから、中國は中華人民共和國成立以來の最も大規(guī)模な衛(wèi)生対外支援行動を展開し、感染エリアの3ヶ國に1200人を超える醫(yī)療者と公衆(zhòng)衛(wèi)生の専門家を派遣し、アフリカを支援してウィルスと戦い、「勝利を収め、感染をゼロにする」目標(biāo)を達成した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年10月22日