寫真：10月12日、人民日?qǐng)?bào)の記者が國(guó)際通貨基金（IMF）のラガルド専務(wù)理事をインタビューした。 （撮影：呉楽■＜王へんに君＞）

中國(guó)人民銀行（中央銀行）は17日に「2017年人民元國(guó)際化報(bào)告」を発表し、「2016年に人民元の國(guó)際的場(chǎng)面での使用が緩やかに推進(jìn)され、グローバル金融システムの中で人民元は安定した地位を維持した」と指摘した。

同報(bào)告によると、16年末現(xiàn)在、世界の18ヶ國(guó)?地域が人民元適格域外機(jī)関投資家（RQFII）の投資枠を獲得し、投資額は1兆5100億元（1元は約17.1円）に達(dá)した。域外機(jī)関投資家407社が銀行間債券市場(chǎng)への參入を認(rèn)められ、市場(chǎng)への投資の登録規(guī)模は1兆9700億元に上った。

これと同時(shí)に、人民銀行が36ヶ國(guó)?地域の中央銀行や金融當(dāng)局との間で二國(guó)間通貨スワップ協(xié)定を締結(jié)し、協(xié)定の規(guī)模は3兆3千億元に達(dá)した。23ヶ國(guó)?地域で人民元決済システムが構(gòu)築され、カバー範(fàn)囲は東南アジア、歐州、中東、北中南米、オセアニア、アフリカなどのエリアに及んだ。速報(bào)値の統(tǒng)計(jì)によると、これまでに約60ヶ國(guó)?地域が人民元を外貨準(zhǔn)備に組み込んだ。

報(bào)告は、「今後は中國(guó)人民銀行が為替相場(chǎng)の市場(chǎng)化改革の方向性を引き続き堅(jiān)持し、人民元レート市場(chǎng)化形成メカニズムをさらに改善し、為替相場(chǎng)の弾力性を徐々に強(qiáng)化し、グローバル金融システムの中の人民元の安定した地位を維持していくことになる」と強(qiáng)調(diào)した。

今月12日、國(guó)際通貨基金（IMF）のラガルド専務(wù)理事は人民日?qǐng)?bào)の取材に答える中で、「中國(guó)経済の成長(zhǎng)にともない、人民元の使用頻度が絶えず向上し、人民元の國(guó)際化プロセスが引き続き加速し、人民元は中國(guó)が世界のリーダーの役割を擔(dān)う上での一つの要素になるだろう」と述べた。

2016年10月1日、人民元はIMFの特別引出権（SDR）を構(gòu)成する通貨バスケットに正式に採(cǎi)用され、このことは人民元國(guó)際化の重要な一里塚とみなされた。國(guó)際銀行間通信協(xié)會(huì)（SWIFT）がまとめた統(tǒng)計(jì)によると、16年12月に人民元は世界6位の決済通貨になり、市場(chǎng)シェアは1.68％に達(dá)したという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年10月22日