アリババのある求人情報(bào)が16日、微信（WeChat）のモーメンツで話題を集めた。その求人広告とは「ベテラン淘寶ユーザー研究員」の募集広告でその中のある2點(diǎn)が特に注目を集めた。それは募集年齢が60歳以上であること、そして年収が30～40萬元（約500～700萬円）であることだ。

アリババのこの募集広告は、職場と市場ニーズが地域の限界に次いで、年齢の限界をも打破したというインターネット時(shí)代の一つの特徴を示している。従來の仕事は、そのほとんどが65歳になると、定年せざるを得なかったが、今は高齢者向けの仕事も生まれるようになっている。

アリババが高齢者を募集する目的は何だろうか。それは高齢者の角度から、家族向けの電子商取引サービスを深く體験することによって、問題を発見してフィードバックすること。つまり、アリババの今回の求人は製品の高齢者市場の進(jìn)出に役立たせることを狙っているのだ。

アリババだけでなく、広場ダンスなどをする高齢者に注目し始めるほかの企業(yè)もある。ある企業(yè)は高齢者の広場ダンス活動を賛助することによって、微信グループを作り、各地の特産物を宣伝していくなかで、高齢者市場の大きさを発見している。高齢者は微信グループの運(yùn)営と特産物の宣伝をサポートするだけでなく、購入前の質(zhì)問に対する回答やアフターサービスまですすんで擔(dān)當(dāng)する。このように電子商取引サービスにおける高齢者のグループには莫大な潛在力を備えた市場が控えていることがわかる。

高齢者とは往々にして忘れ去られやすい人々であり、より多くの注目と関心を必要としている。先日、ある高齢者が4年間で約20萬元の保健商品を買っていたことが報(bào)じられた。その原因は寂しさから誰かに話し相手になってほしかったからというものだった。この高齢者にとっては、保健商品が効くかどうかは関係なく、お金を払ってでも付き添いサービスを買えるならば損ではないということなのだろう。このニュースは高齢者向けの消費(fèi)市場の亂れた現(xiàn)狀を反映しているのと同時(shí)に、高齢者たちの寂しさを物語っているといえる。

モバイルインターネット時(shí)代にはいり、スマートフォンを持ち、微信や淘寶などを登録し使用する高齢者も増えてきている。だが、彼らに相応しいコンテンツや製品が多いとは言いがたい。國內(nèi)の高齢化社會の到來につれて、高齢化経済及び高齢者向けのコンテンツやオーダーサービスが必要となってきている。インターネットは高齢者を忘れてはいけないということを念頭に、この分野に先に進(jìn)出した人々は、そこで経済的な利益を獲得できるだけでなく、社會からの優(yōu)れた評価を得ることもできる。（編集HQ）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月22日