中國(guó)の2017年モバイル決済取引額は10兆ユーロ（約1300兆円）を上回り、中國(guó)はモバイル決済分野で他國(guó)を大きく引き離した。中國(guó)では春節(jié)（舊正月、今年は2月16日）が明けたばかりだが、中國(guó)におけるモバイル決済人気を改めて証明することになった。今年の春節(jié)では6億8800萬人を上回る中國(guó)人が微信（Wechat）を使って、「電子お年玉」を発信?受信した。仏経済紙レ?ゼコー（電子版）の報(bào)道を引用して參考消息網(wǎng)が伝えた。

テンセントは、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)ではまだ今年の春節(jié)の「電子お年玉」數(shù)が、2017年（460億件）を上回ったのかどうかを明らかにはしていない。だが、「電子お年玉」を発信?受信したユーザーの數(shù)は、前年比15％増になっているとしている。

「電子お年玉」という形式が広まるなかで、モバイル決済は、現(xiàn)金主導(dǎo)型であった中國(guó)においても、數(shù)年前から急速な発展をみせている。政府筋の最新データによると、2017年1月から10月のモバイル決済による取引額は81兆元（1元は約16.9円）に達(dá)し、2016年の年間総額（約58兆8千億元）を大きく上回った。

こうしたデータは、貴士移動(dòng)公司の最新の研究によって実証されている。同社によると、2017年中國(guó)のモバイル決済額は15兆4千萬ドル（1ドルは約106.9円）に達(dá)し、この數(shù)値は米國(guó)の70倍に相當(dāng)しているとした。

いまどきの中國(guó)人は、微信やアリペイ（支付寶）を利用して、オンラインショップや実店舗で商品代金を支払い、水道?光熱費(fèi)を支払い、さらにはハイヤーやシェア自転車の費(fèi)用まで払っている。

春節(jié)の「お年玉」市場(chǎng)も、テンセントとアリババという二大巨頭が衝突する主戦場(chǎng)となった。アリババが上場(chǎng)準(zhǔn)備を進(jìn)めているアリペイは、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で主導(dǎo)的地位にあるが、微信支付（Wechatペイメント）も急速な勢(shì)いで伸びている。二大ネットワーク巨頭が爭(zhēng)うポイントは、消費(fèi)者ローンや保険、財(cái)テク商品、信用貸付リスク評(píng)価商品など、モバイル決済プラットフォームから得られる大量のデータに依拠した一連の金融サービスを提供することにある。

中國(guó)インターネット情報(bào)センターは、「中國(guó)のネットユーザー數(shù)は、2017年末の時(shí)點(diǎn)で、7億7200萬人に達(dá)した。この數(shù)は、ヨーロッパの総人口よりもさらに多い。電子決済は、オンラインショッピング以外の分野でも影響力を拡大している?，F(xiàn)在、ネットユーザーの約65％が、攜帯端末を利用してオフライン決済を行っている。この割合は、1年前にはわずか50％前後だった」と指摘している。

モバイル決済と同様、インターネット金融業(yè)も、盛り上がりを見せている。2017年12月の時(shí)點(diǎn)で、中國(guó)では、前年比30.2％増の1億2900萬人が、オンライン金融製品に投資した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年2月24日