米政府は26日、英國での元スパイ暗殺に関わった疑いへの報(bào)復(fù)として、ロシア外交官の追放を発表した。仏獨(dú)伊などEU14カ國も同日、ロシア外交官の追放を発表した。元スパイへの神経剤使用事件がくすぶる中、ロシアと歐米の関係は急転直下し、雙方は新たな「外交戦」に突入した。
ロシアの元スパイ?スクリパリ氏とその娘が4日、英國ソールズベリーで意識不明となった。その後、英警察當(dāng)局は二人に神経剤が使用されたことを確認(rèn)した。英國はロシアが背後にいる「可能性が高い」とただちに表明し、有効な証拠を示さないままロシアに説明を求めた。ロシア側(cè)は捜査における英國の言行は法的プロセスに沿っていないとし、英國に全ての資料の公開を求め、英側(cè)が國際法に従い事を進(jìn)めるのなら、捜査に協(xié)力する意向を表明した。その後、英政府はロシアの外交官23人の追放を発表。ロシアも直ちに同數(shù)の英國の外交官の追放を発表。英露の「舌戦」は「外交戦」にエスカレートした。
メイ英首相、マクロン仏大統(tǒng)領(lǐng)、メルケル獨(dú)首相は22日に會(huì)談し、事件について「強(qiáng)い聲」を発するようEUに求めた。メイ首相は事件をEUの春の首脳會(huì)議に提出。EU加盟國首脳もワーキングディナーで英國への支持を表明した。その後、歐州理事會(huì)は英國の結(jié)論に同意し、「神経剤事件」の責(zé)任がロシアにある「可能性が極めて高い」とする共同聲明を発表した。
EUは23日、駐ロシア大使の召還を発表。ロシアの駐EU代表は英國メディアの取材でこれに遺憾の意を表明。「現(xiàn)在露歐関係、特に露英関係は深刻に損なわれた」とした。ロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)はロシアに化學(xué)兵器はないと強(qiáng)調(diào)。事件の捜査で協(xié)力する意思があるが、相手も同じ意思であることが前提だとした。ペスコフ?ロシア大統(tǒng)領(lǐng)府報(bào)道官は24日、「神経剤事件」の英政府との捜査協(xié)力で進(jìn)展はないことを明らかにした。
「神経剤事件」によって、元々摩擦の絶えない英露関係が冷え込み続けていることは間違いない。歐米がロシア外交官の追放を相次いで発表したことについて、ロシア外務(wù)省は26日の聲明で、米國などがロシア外交官を追放するのは非友好的措置であり、情勢を一層激化?複雑化させるとして、対応措置を取るとした。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年3月27日
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