米國通商代表部(USTR)のロバート?ライトハウザー代表は1日にワシントンでビジネスフォーラムに出席した際、「米國は日本との二國間自由貿(mào)易協(xié)定(FTA)をめぐる交渉の中で、鉄鋼?アルミ製品に対する関稅の適用対象から日本を除外することについて日本と話し合う」と述べた。新華社が伝えた。
米ドナルド?トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は日本との二國間FTAの締結(jié)を望んでいる。ライトハウザー代表は、「米國は日本とFTAを締結(jié)するべきであり、どこかのタイミングで締結(jié)できることを願っている」と熱意を示した。
日本の安倍晉三首相が4月中旬に訪米した際、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)と日米二國間貿(mào)易協(xié)定について新たに交渉をスタートすることで一致し、日本の茂木敏充経済再生擔當相とライトハウザー代表が交渉の代表を務めることになった。雙方は6月中旬に日米貿(mào)易投資をめぐる第1回閣僚會合を開催する予定だ。
安倍首相は訪米時、鉄鋼アルミ製品の関稅適用対象から日本を除外するようトランプ大統(tǒng)領(lǐng)に強くはたらきかけたが、大統(tǒng)領(lǐng)は除外と二國間FTA交渉の成果とを天秤にかけ、現(xiàn)時點では日本の要望を拒絶している。ライトハウザー代表は、「新たな二國間FTA交渉が始まれば、両國政府は日本の関稅適用除外について話し合うことになる」と述べた。
ライトハウザー代表によれば、「トランプ政権はアジア?太平洋地域の諸國と二國間FTAを締結(jié)することを『積極的に検討』している」という。日本の共同通信社の見方では、安倍政権は日米FTAに対する「かたくなな態(tài)度」を崩しておらず、環(huán)太平洋パートナーシップ協(xié)定(TPP)こそが両國にとって最良の選択であるとの見方を堅持しているという。
トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は昨年1月に就任すると、民主黨政権時代に交渉がまとまった多國間自由貿(mào)易協(xié)定であるTPPからの離脫を宣言した。TPPに參加する日本、オーストラリア、カナダなどの11ヶ國は數(shù)ヶ月にわたる交渉を経て、今年3月に米國抜きの11ヶ國による「包括的および先進的環(huán)太平洋連攜協(xié)定(CRTPP)」に署名した。
安倍首相は訪米時、米國に改めて翻意を促したが、米商務省のウィルバー?ロス長官はこのほど米國の消費者向けニュース?ビジネスチャンネルの番組にゲスト出現(xiàn)した際、TPPには「欠陥がある」と述べ、米國が近い將來にTPPへ復帰する可能性を否定した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月3日
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