ドイツのメルケル首相が李克強(qiáng)総理の招待を受けて、今日から中國を公式訪問する。首相就任以來11回目の訪中であり、中獨(dú)関係への影響が注目される。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

■11回目の訪中

メルケル首相は今年3月に再選され、4期目に入った。再選からわずか2カ月余りで、訪中を選択した。メルケル首相の訪中は11回目だ。

近年、メルケル首相は中國の指導(dǎo)者と良好な相互交流を続けている。今年もそうだ。今年3月にメルケル首相が再選されると、習(xí)近平國家主席は祝電を送った。雙方は緊密に意思を疎通している。第5回中獨(dú)政府協(xié)議も年內(nèi)に開催される。

メルケル首相の訪中について、外交部（外務(wù)省）の陸慷報(bào)道官は「今回の訪問は両國の政治的相互信頼をさらに増進(jìn)し、各分野の協(xié)力を後押しし、中獨(dú)関係が新たな時(shí)期において一層の発展を得るための新たな原動(dòng)力になる」と指摘した。

■注目の焦點(diǎn)：貿(mào)易でどのような共通認(rèn)識(shí)を得るか

外交部によると、メルケル首相は習(xí)主席、李総理と會(huì)談し、中國とドイツ?EUとの関係及び協(xié)力、関心を共有する重大な國際?地域問題について踏み込んだ意見交換をする。中獨(dú)経済顧問委員會(huì)も會(huì)議を開く。

訪中を前にドイツ首相府は、「対話で獨(dú)中関係を築く」と題するメルケル首相の最新動(dòng)畫を公式ウェブサイト上に掲載した。メルケル首相は自ら日程を説明し、中國側(cè)と二國間関係、國際貿(mào)易紛爭(zhēng)など共通関心事について話し合うとした。特に貿(mào)易問題を強(qiáng)調(diào)し、獨(dú)中両國が共に世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）の規(guī)則を遵守し、多國間主義の強(qiáng)化を望んでいることを指摘。

中獨(dú)の経済?貿(mào)易協(xié)力の今後について、中國の史明徳駐獨(dú)大使はメディアのインタビューに「経済?貿(mào)易分野で雙方は互いを尊重すべきであり、相手國の懸念を十分に理解するとともに、相手國の國情や比較優(yōu)位も考慮する必要がある。例えば、中國の開放拡大は既定の政策であり、われわれの決意と歩みが揺らぐことはない。一方で、ドイツ側(cè)は中國の開放が段階的な拡大過程であることも理解すべきだ。われわれは中國とドイツの経済競(jìng)爭(zhēng)が高まっていることに目を向ける必要があるが、それ以上に両國が新たな、さらに広大な協(xié)力分野を切り開いていることに目を向ける必要がある。従來からの自動(dòng)車とインターネット、新エネルギーなどの分野の協(xié)力は典型的な強(qiáng)みによる相互補(bǔ)完だ」と表明。

「摩擦は一部のもの、一時(shí)的なものであり、協(xié)力は主流であり全面的だ」。史大使は「ゼロサム思考を捨て、イデオロギーによる線引きを止め、協(xié)力に焦點(diǎn)を合わせさえすれば、中獨(dú)協(xié)力のパイは必ず大きくなる」と指摘した。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月24日