5月20日はネットユーザーの間で「告白デー」と呼ばれている記念日。その由來は「520」の発音が中國語の「我愛你（愛してる）」と似ているため。また広東語の流行曲「喜歓你」で、その歌詞の「喜歓你（好きです）」という広東語の発音が、中國語の標(biāo)準(zhǔn)語では「黒鳳梨（黒いパイナップル）」と聞こえるとネットで話題になり、そこからパイナップルが「告白の神器」としてもてはやされるようになっている。法制晩報(bào)が伝えた。

この話題の商品は、いまやメーカーにとって販売促進(jìn)のための強(qiáng)力な武器となりつつある。中國全土に7店舗展開している生鮮食品スーパーマーケットの「蘇鮮生」では記念日を単価にした5.20元（約90円）の海南産パイナップルが、告白シーズンの最もロマンチックなプレゼントとして爆発的な人気を誇っており、各店舗ではそれぞれ約1萬個(gè)のパイナップルの在庫を準(zhǔn)備し、この記念日に「対応」したという。また若い消費(fèi)者をターゲットとしていることから、そのキャッチフレーズは、「黒いパイナップル」の「黒」の中國語の発音と英語の「Hey」をかけて、「いつでもどこでもHey！好きだよ！と告白しよう」としている。こうしたキャンペーンは功を奏したようで、キャンペーン期間中に購入した消費(fèi)者の実に約6割が若者だったとしている。

またこうしたフルーツだけでなく、花束や小ぶりの家電、コスメ?化粧品も、このネットにおける「告白デー」の人気商品となっている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月21日