勝利に歓喜する中國(guó)女子バスケ代表選手（撮影?鄭煥松）。

バスケットボール女子のワールドカップ(W杯)は26日、スペインのテネリフェで準(zhǔn)々決勝進(jìn)出を決める試合が行われ、中國(guó)が宿敵日本を87対81で勝ち、ベスト8入りを決めた。女子アジアカップ3連覇の偉業(yè)を達(dá)成している日本は中國(guó)とって厚い壁だったが、約5年ぶりにその壁を撃破したことになる。北京青年報(bào)が報(bào)じた。

今回のバスケットボール女子W杯の決勝ラウンドに、アジアから勝ち上がったのは中國(guó)と日本だけだったが、奇しくも準(zhǔn)々決勝進(jìn)出を決める試合で対戦することになったのは「運(yùn)命」と言えるかもしれない。試合は前半、日本のペースで進(jìn)み、中國(guó)は日本にボールを支配されて守りに回る時(shí)間が多かった。試合が進(jìn)むにつれて、中國(guó)チームの許利民監(jiān)督は、作戦を調(diào)整したり、メンバーを入れ替えたりして、ペイントエリア內(nèi)への攻撃やディフェンスを強(qiáng)化し、內(nèi)外をうまく組み合わせた戦いの流れをつかむようになった。そして、前半終了間際に逆転に成功し、2點(diǎn)リードで後半を迎えた。最後の20分間は、リードする中國(guó)を日本が追い上げ、逆転の機(jī)會(huì)が何度も訪れる大接戦となったものの、若手中心の中國(guó)は最後まで慌てることなく、6點(diǎn)リードのまま試合終了のホイッスルを聞き、強(qiáng)豪日本に勝利してベスト8進(jìn)出を決めた。

勝利に歓喜する中國(guó)女子バスケ代表選手（撮影?鄭煥松）。

女子バスケの新チーム結(jié)成の際、許監(jiān)督は、「まずは日本に勝って、アジアチャンピオンの座を奪取することが任務(wù)」と目標(biāo)を掲げた。それは、最近の女子アジアカップで、中國(guó)は日本に勝つことができず、日本が3連覇を遂げていたためだ。特に2015年に湖北省武漢市で開催された女子アジアカップでは、中國(guó)は日本に35點(diǎn)差をつけられて敗れるという屈辱も味わった。この5年間の中國(guó)の日本に対する戦績(jī)は6戦6敗で、中國(guó)にとって日本は超えられない高いハードルのような存在になっていた。許監(jiān)督は、女子バスケットボール中國(guó)代表の監(jiān)督を引き受けた後、練習(xí)場(chǎng)の壁にアジアカップで優(yōu)勝した日本代表の寫真を貼り、「日本に勝つまで寫真ははがさない」と若手中心の選手の闘志を刺激した。そして、8月に開催されたアジア大會(huì)2018ジャカルタでは、主力が全員出場(chǎng)していない日本だったものの、中國(guó)は準(zhǔn)決勝でその壁を撃破し、優(yōu)勝した。そして、今回のW杯でも日本に勝利して、中國(guó)女子バスケはついに鬼門を突破し、これでようやく寫真をはがせることになった。準(zhǔn)決勝で中國(guó)は世界ランキング11位の強(qiáng)豪オーストラリアと対戦する。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年9月27日