見所3:泥沼化する歐州の行方
歐州統(tǒng)合が進(jìn)められるようになって今年で62年目を迎えたが、英國(guó)、ドイツ、フランスというかつての「3本柱」が泥沼にはまっている。英國(guó)はまもなくEUを離脫し、軸となっていたフランスとドイツは國(guó)內(nèi)政治が原因で、EUで指導(dǎo)力を発揮するのが難しくなっている。19年、さらに多くの政治の不確定要素が歐州統(tǒng)合に試練をもたらし、世界経済にとっても、直接的、間接的な逆風(fēng)となると予測(cè)されている。
ドイツのハンブルク世界経済研究所(HWWI)のヘニング?ファペル所長(zhǎng)は、「現(xiàn)在、英國(guó)のEU離脫の影響は先行き不透明で、イタリアとEUの溝も深まっている。また、歐州の債務(wù)問題においてまだ妥當(dāng)な解決策が見つかっていない。歐州は安定、制度、規(guī)則などの面で依然として大きな問題に直面しており、経済は大きな下方圧力に直面している」と指摘している。
歐州中央銀行(ECB)は19年のユーロ圏の経済成長(zhǎng)を1.7%と予測(cè)し、以前の予測(cè)から0.1ポイント下げた。ECBのマリオ?ドラギ総裁は、「地政學(xué)や保護(hù)主義の脅威、新興市場(chǎng)の脆弱性、金融市場(chǎng)の変動(dòng)などの不確定要素が依然として存在しているため、ユーロ圏の経済成長(zhǎng)の前途は暗くなっている」と明確に指摘している
見所4:経済貿(mào)易摩擦の行方
昨年から、世界中で経済貿(mào)易摩擦が激増し、政策リスクが再び高まり、ルールに基づく多國(guó)間貿(mào)易體制が崩れたことが、世界経済を脅かす主な要素となっている。経済貿(mào)易摩擦がエスカレートすると、19年の世界経済に大きな打撃となると分析されている。
IMFは、「貿(mào)易摩擦による緊迫がエスカレートし、それが原因で政策の不確定性が増すと、商業(yè)や金融市場(chǎng)の懸念材料となり、金融市場(chǎng)が不安定になり、貿(mào)易や投資が減少することになるだろう。貿(mào)易障壁の増加は、世界の供給チェーンを切斷することにつながるほか、新技術(shù)の普及の障害となり、最終的に世界の生産率が下がり、人々にもたらされる利益も減少する」と警告している。
米コンファレンスボードのチーフエコノミスト?バート?ヴァン?アーク氏は、「國(guó)際的な貿(mào)易摩擦のエスカレートなど、極端な狀況が生じなければ、今後半年、世界経済は引き続き力強(qiáng)く発展するだろう」と予測(cè)している。
見所5:債務(wù)リスクを解消できるか
IMFが昨年10月に発表した「財(cái)政モニター」によると、世界の非銀行業(yè)の公的?民間債務(wù)総額は182兆ドル(1ドルは約107円)に達(dá)し、07年と比べて1.5倍増加した。また、40%以上の低所得エコノミーが債務(wù)リスクを抱えている。
世界が抱える債務(wù)がこれほど膨張していることを背景に、市場(chǎng)や企業(yè)は一層金融環(huán)境の縮小の影響を受けやすくなっている。実際には、先進(jìn)エコノミーの金融政策の正?;诉m応する過程で、新興市場(chǎng)や発展途上エコノミーはすでに大きなプレッシャーを感じるようになっており、そのプロセスが突然加速するようなことがあれば、そのプレッシャーはさらに大きくなるだろうとみられている。
専門家は、「?jìng)鶆?wù)リスクを緩和できるかが、世界経済が安定するか左右するカギとなる。デフォルトが大規(guī)模に発生すれば、消費(fèi)や投資が縮小し、経済が後退するだけでなく、世界的金融危機(jī)が起きる可能性もある」と指摘している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月4日
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