「あなたは一年でどれくらいお金を使いましたか？」。今月8日、第三者決済プラットフォーム?支付寶（アリペイ）の年間利用狀況をたずねるメッセージが、微信（WeChat）の朋友圏（モーメンツ）に流れ始めた。昨年の利用狀況について、深夜に支付寶を利用した日數(shù)、通年の消費総額、消費額が最も高かった品目、消費件數(shù)が最も多かった月、通年のデリバリー注文回數(shù)、オフラインでの支付寶利用回數(shù)、通年の旅行回數(shù)などの角度から、支付寶ユーザーの一年間の支付寶ライフを振り返ろうとするものだ。「銭江晩報」が伝えた。

浙江省杭州市に住む営業(yè)マンの宋さんは、「実を言うと、ずっと眉の手入れをしたかったけれど、恥ずかしくてできなかった。ある日、妻にアートメイクのサロンに連れて行かれたのだが、実は內(nèi)心喜んでいた」と話す。普段はあちこち走り回り、日に焼かれ吹きさらしの風(fēng)の中で働く毎日で、スキンケアなどしたこともなく、こんな「構(gòu)わなさ」が男らしさだと考えていた。ところが最近、同僚が宋さんの密かに入れたアイブロウのアートメイクに気がついた。宋さんは、「意外なことに、だれからもアートメイクを笑われなかった。どうやら今では男性が美を追求するのを誰もが認(rèn)めるようになったらしい」と振り返る。宋さんの「仲間」はあちこちにいる。上海に住む杭州出身のキム君は、「3ヶ月でリキッドファンデーション1瓶とコンシーラー2本を使い切る?！埭辘文凶婴猡撙螭圣辚氓丧榨ˉ螗扦蚴工盲皮い搿￥坤欷坤盲匹衰婴浈衰盂Eでいっぱいの顔より、白くてつるりとした肌の方がいいでしょう」と話す。淘寶（タオバオ）が提供したデータからも、男性が自分のためにリフトアイクリームを買って、徹夜に備えるようになったことがわかる。

10年前には、圧倒的多數(shù)の男性が洗顔クリームや乳液を使うのは男らしくないと考えていた。だが今や「構(gòu)わなかった男性」も身だしなみに手をかけるようになり、多くの女性は、「質(zhì)の高い暮らしが本當(dāng)に身近なものになった」としみじみ感じている。2013年から17年にかけて、ネット通販では衣類?服飾品?靴類?カバン類が取引の最も多い項目だったが、ここ5年間の「ダブル11」（11月11日のネット通販イベント）ではこれらの割合が低下を続ける一方、3Cデジタル製品（コンピューター、通信機(jī)器、消費電子製品）、家具?インテリア製品、美容?スキンケア製品などの割合が上昇している。こうした新たな原動力が中國の現(xiàn)在とこれからの中高速成長を徐々に支えるようになり、新たな消費高度化の主な現(xiàn)れとなっている。

輸入商品をみると、中國隨一の越境輸入ECプラットフォームである天貓國際（Tmallグローバル）は現(xiàn)在、世界75ヶ國?地域から約3900品目、約1萬9千種類の海外ブランド製品を輸入しており、このうち80％以上は中國市場に初めて進(jìn)出したブランドだ。各國からやって來た多くの輸入商品を前にすると、まるで「地球村」にいるような感覚になる。18年12月28日、天貓國際は新年の発展計畫を発表し、19年は事業(yè)展開を行う実験都市を新たに増やし、これまでの100萬平方メートル級の保稅倉庫を土臺として拡大発展を続け、今後3年で保稅倉庫を20ヶ所、海外倉庫を10ヶ所まで増やし、海外にある6つの調(diào)達(dá)センターからの商品輸出をバックアップするとの方針を明らかにした。

中國政府が越境EC小売輸入商品リスト（ポジティブリスト）の対象商品を増やすと、天貓國際は「二つの百計畫」を打ち出し、19年にはP&G（プロクター?アンド?ギャンブル）、ユニリーバ、ジョンソン?エンド?ジョンソンなど100を超える海外大手グループブランドと提攜すること、越境ECの取り扱い商品數(shù)を100萬點以上に拡大して、中國の消費者の購買ニーズに全面的に応えることを目標(biāo)に掲げた。こうした「世界を買う」といえるような勢い盛んな動きの背後には、中國市場の巨大な潛在力がある。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月10日