最近発表された統(tǒng)計(jì)データから、中國(guó)各都市の人口分布に重要な変化が生じていることが明らかになった。北京では、約20年ぶりに居住人口のマイナス成長(zhǎng)が見られ、上海の居住人口も減少している。一方、鄭州や西安など多くの省會(huì)都市（省政府所在地）の居住人口は、1千萬(wàn)の大臺(tái)を突破しようという勢(shì)いだ。人口流動(dòng)の新たな傾向は、一體何を意味しているのだろうか？中國(guó)の都市発展にどのようなサインを送っているのだろうか？新華社が報(bào)じた。

〇転機(jī)を迎えた北京?上海の人口、省會(huì)都市の多くはまもなく人口1千萬(wàn)突破

先ごろ公開された統(tǒng)計(jì)データによると、2017年、北京の居住人口は2170萬(wàn)7千人で、2016年末比2萬(wàn)2千人減、約20年ぶりにマイナス成長(zhǎng)となった。また、もう一つの巨大都市?上海でも、2017年の居住人口は2016年比1萬(wàn)3700人減少した。北京と上海の居住人口は、數(shù)年ぶりに、揃って「ダイエット」したことになる。

一方で居住人口1千萬(wàn)人以上の都市が増えつつある?！感乱痪€」都市と呼ばれる鄭州や西安、杭州などはいずれも人口「1千萬(wàn)クラブ」に仲間入りして「メガシテ?！工趣胜肟赡苄预撙ぁＮ靼彩啸ぅ螗咯`ネット情報(bào)弁公室の公式微博（ウェイボー）「西安発布」が2018年末に発表した統(tǒng)計(jì)データによると、全市の戸籍人口は1千萬(wàn)に近付いている。

中國(guó)の都市人口の新たな変化は、マクロ政策の方向性と個(gè)人の自主選択による共同作用によってもたらされたと言える。

北京の重點(diǎn)大學(xué)で修士課程を修了した張欣さんは、北京にある企業(yè)の本社で1年間働いた後、昨年、成都支社への転勤を自ら願(yuàn)い出た。「一見したところ、プラットフォームの規(guī)模は小さいが、成都の市場(chǎng)はブルーオーシャン（競(jìng)爭(zhēng)相手がいない未開発市場(chǎng)）で、生活コストは低く、快適な生活を送ることができる」と張さん。

中央黨校の汪玉凱?教授は、「これまでは、『孔雀東南飛（クジャクは南東に向かって飛ぶ）』という古詩(shī)にあるように、人材や労働力は、東部沿岸地域や経済発達(dá)地域に殺到していた。だが、數(shù)年前から、『孔雀開屏（クジャクの尾羽が大きく開く）』という現(xiàn)象が現(xiàn)れはじめ、省內(nèi)および中西部のセンター都市で落ち著きたいと願(yuàn)う人が急増している」と指摘した。

國(guó)家衛(wèi)生健康委員會(huì)がこのほど発表した「2018年中國(guó)流動(dòng)人口発展報(bào)告」によると、中國(guó)の流動(dòng)人口規(guī)模は、長(zhǎng)期間にわたる急成長(zhǎng)を経て、調(diào)整段階に入った。特にここ數(shù)年間、中國(guó)の労働力、とくに出稼ぎ労働者が、東部沿岸地域から中西部地域に戻ってくるという現(xiàn)象が生じている。