水野さんのデザインはこれまで多くの人に驚きを與えてきた。アートは全然わからないという人でも、感覚的にその良さがわかるという。実際、どのデザインの背後にも、水野さんの十分な下調(diào)べがある。図書館に入り浸ってたくさんの資料を調(diào)べたり、顧客と何度もやりとりを重ねたりして、どんな細(xì)かい部分もいい加減にせず、1つの作品にいつも半年やそれ以上の時(shí)間をかける。

日本のトップレベル大學(xué)?慶応義塾大學(xué)は博學(xué)な知識(shí)と豊富なキャリアを備える水野さんを特別招聘準(zhǔn)教授として迎え入れ、ブランディングデザインの講義を任せている。

水野さんは取材に対し、「自分はいつも知識(shí)がもたらす刺激が想像力をより多くかき立てると信じてきた。今回の個(gè)展がデザインに攜わる人だけでなく、一般の方に少しでも刺激を與えることができれば本望だ」と述べた。また北京では水野さんの個(gè)展が10月13日まで約1ヶ月開催される。

水野さんはこれまで中國(guó)要素の入った作品をデザインしたことはない。水野さんは、「パンダとか赤色といった中國(guó)らしさは素晴らしい素材だが、一番やりたい『作品』は都市デザインだ。中國(guó)は各地でスマート都市の建設(shè)が強(qiáng)力に推し進(jìn)められており、こうした仕事の依頼を受けて、人類のための住みやすい環(huán)境作りに少しでも寄與できるチャンスが來ないかと思っている」と抱負(fù)を語(yǔ)った。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年9月20日