北京から北に400キロメートル離れた場(chǎng)所に、深い緑の一帯が広がっている。それは羽を広げた勇猛な鷹のように、內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)渾善達(dá)克砂地の南端を守り、河北省の承徳や張家口などの鬱蒼たる森林と繋がって「緑の長(zhǎng)城」を築いている。そして北京?天津?河北と華北地域の風(fēng)砂の防御壁となり、水源を守っている。その緑の一帯とは、塞罕壩機(jī)械林場(chǎng)だ??萍既?qǐng)?bào)が伝えた。
今では想像し難いが、50年代の塞罕壩は草木がなく、黃砂が漂い、風(fēng)が吹くと砂が渦巻き、ほしいままに北京を襲っていた。
3世代、59年?!笖?shù)世代の塞罕壩の人は北京?天津を風(fēng)砂から守り水源を確保することを職責(zé)とし、ためらうことなく生態(tài)修復(fù)に勵(lì)み、世界で面積が最大の人工林を作った。これは中國(guó)人が3人で1本の木を植えた量に相當(dāng)し、エコ文明建設(shè)の見本になった。建設(shè)當(dāng)初と比べると、林場(chǎng)の森林地面積は1.6萬ヘクタールから7.67萬ヘクタールに増加し、林木蓄積量は33萬6000立方メートルから1036萬8000立方メートルに増加した。森林率は11.4%から82%に上昇。単位面積あたり林木蓄積量は全國(guó)の人工林の平均水準(zhǔn)の2.76倍に達(dá)し、北京?天津を守る重要な生態(tài)の防護(hù)壁になった」。河北省塞罕壩機(jī)械林場(chǎng)林業(yè)科學(xué)研究所の程順?biāo)L(zhǎng)は取材に対してこのように述べた。
中國(guó)林業(yè)科學(xué)研究院の評(píng)価によると、林場(chǎng)の7.67ヘクタールの人工林が毎年生み出す物的製品や生態(tài)サービスの総価値は155億9000萬元(1元は約17.0円)にのぼる。毎年、灤河と遼河の2億8400萬立方メートルの水源を涵養(yǎng)し、水質(zhì)を浄化する。毎年86萬300トンの二酸化炭素を固定し、酸素を59萬8400トン放出する。過去10年と林場(chǎng)建設(shè)當(dāng)初の10年を比べると、塞罕壩及び周辺地域の年平均無霜期間は12日増加し、年平均降水量は69ミリメートル増加し、強(qiáng)風(fēng)日數(shù)は30日減少している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年8月27日