特筆すべくは、「喜聞楽見(大いに歓迎される)」、「大快人心(快挙で皆が喜ぶ)」、「普天同慶(世界の皆が祝う)」、「奔走相告(事件に出合い、走って觸れ回る)」の各冒頭4文字を合體した造語「喜大普奔(うれしいの意)」や、「人生そのものが苦しいのだから、つまらない事を暴くのはやめよう」という意味の「人艱不拆」、「何を言っているのか分からないが、大変素晴らしいと感じる」という意味の「不明覚厲」など、「ネット熟語」が次々に登場(chǎng)したことだ。北京語言大學(xué)の楊爾弘?教授は、「これらネット新語は、『新しい言葉を作りたい』というネットユーザーの創(chuàng)作欲を満たし、言語には『娯楽』という一面があることも明らかにされた。しかし、これらの言葉が今後生き殘るかは、時(shí)間が経たなければ分からない」との見方を示し、「私は、金を買い占めたことで注目を集めた『大媽(おばさんの意)』や『土豪』など、人々の日常生活で多用され、海外メディアの注目さえ集めた言葉245個(gè)が、世界最大の英語辭典『オックスフォード英語辭典』に収められたことに注目した」と語っている。このような現(xiàn)象を、専門家は、「ホットワードの移民ブーム」と呼んでいる。教育部語言文字応用管理司の田立新?副司長(zhǎng)は、「『海外進(jìn)出』した言葉は、中國(guó)と海外の文化交流の現(xiàn)狀を側(cè)面的に反映している」と分析している。
中國(guó)の影響力向上で中國(guó)語の「輸出」が盛んに
近年、中國(guó)の文化的影響力が強(qiáng)まっているのを背景に、中國(guó)の言葉が英語の新単語になるケースが増加している。上記で取り上げたように、「Tuhao(土豪)」や「Dama(大媽)」が、オックスフォード英語辭典に収録されたことは、中國(guó)でも話題になった。
英國(guó)放送協(xié)會(huì)(BBC)は昨年10月末、「土豪」の語源や意味、流行している原因などを紹介する動(dòng)畫を制作し公式サイトにアップし話題になった。米テキサス州にある言語研究機(jī)構(gòu)「グローバル?ランゲージ?モニター(GLM)」のPaul JJ Payack総裁は「中國(guó)語の影響力は、21世紀(jì)の間ずっと続くだろう」とし、北京外國(guó)語大學(xué)の魏崇新氏も、「このような現(xiàn)象は、世界における中國(guó)の影響力が日に日に強(qiáng)まっていることに端を発している」との見方を示している。グローバル化が進(jìn)む現(xiàn)在、中國(guó)は世界進(jìn)出の足踏みを速めているのだ。
オックスフォード英語辭典に収録されていた中國(guó)語が語源の言葉は、1600年前は、「typhoon(臺(tái)風(fēng))」、「li(中の意)」、「litchi(ライチ)」など、6つだけだったが、17世紀(jì)に入り31個(gè)、18世紀(jì)に44個(gè)、19世紀(jì)に112個(gè)と増え、1992年の時(shí)點(diǎn)では152個(gè)となっていた。1994年以降、新たに加えられた英語の新語のうち、中國(guó)語を語源にしている言葉が5%-20% と、他の言語を大きく上回っている。
中國(guó)のホットワードの「輸出」の根本的な原因は、國(guó)家の影響力の向上だ。しかし、英語の辭典に収録された中國(guó)の言葉は、中國(guó)社會(huì)の問題をも反映している。例えば、「土豪」や「大媽」は、富を自慢するという中國(guó)人の傾向を反映している。一方、「taikonaut(中國(guó)の宇宙飛行士)」などの輸出は、中國(guó)の宇宙飛行技術(shù)が世界に認(rèn)められていることの証だ。ネットユーザーが指摘するように、中國(guó)から「輸出」される言葉が、中國(guó)のプラスのエネルギーを表すポジティブな言葉であることが願(yuàn)われる。 (編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月17日
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