習(xí)近平主席の中南米訪問(wèn)中、中國(guó)とアルゼンチン?ベネズエラとの「戦略パートナーシップ」が相次いで「全面的戦略パートナーシップ」へと格上げされた。中國(guó)と全面的戦略パートナーシップを締結(jié)した國(guó)?組織はこれで18となった。中國(guó)はこのほかにも、世界の國(guó)々と40件のパートナーシップを締結(jié)している。中國(guó)の影響力の高まりにつれ、中國(guó)とパートナーとは関係をますます強(qiáng)め、政治?経済?文化などの分野で一致した目標(biāo)を追求するようになっている。

▽國(guó)家間のパートナーシップとは何か

　「パートナーシップ」という概念は冷戦後に生まれたものである。北大西洋條約機(jī)構(gòu)（NATO）は冷戦後、「平和のためのパートナーシップ」を打ち出し、非NATO諸國(guó)とのパートナーシップの確立を進(jìn)めた。

　中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究基金會(huì)中南米研究センター研究員で、エクアドル?チリ?キューバ大使を歴任した劉玉琴氏によると、パートナーシップとは、政治?経済?科學(xué)技術(shù)?文化などの分野で國(guó)と國(guó)（地區(qū)、組織）が信頼に基づいて協(xié)力する際の國(guó)際的な協(xié)力関係を指している。

　「人民日?qǐng)?bào)」に掲載された記事によると、大國(guó)間の関係は、「パートナー関係」「同盟関係」「非同盟?非パートナー関係」の3モデルに大別される。大國(guó)間のパートナーシップの最も本質(zhì)的かつ核心的な特徴は、「パートナー國(guó)の関係が対等で、同盟を結(jié)ばず、第三國(guó)に敵対したり損害を與えたりしない」ということにある。冷戦期の大國(guó)間の同盟関係や敵対関係と比べると、パートナーシップは國(guó)家関係の進(jìn)歩形であり、対等な協(xié)力を推進(jìn)する正常な國(guó)家関係と言える。

▽パートナーシップの分類

　中國(guó)はこれまでに、58カ國(guó)?組織とパートナーシップを構(gòu)築してきた。パートナーシップには、「協(xié)力パートナー」「建設(shè)的協(xié)力パートナー」「全面的パートナー」「戦略パートナー」「戦略協(xié)力パートナー」「全面的戦略協(xié)力パートナー」などがある。

　戦略パートナーシップは、雙方が國(guó)家の安全と利益を土臺(tái)として協(xié)力し、全體?全局?核心的利益において一致していることを必要とする。全面的戦略パートナーシップは、協(xié)力範(fàn)囲がさらに広く、戦略関係のレベルが高く、かかわる範(fàn)囲が全面的であることを意味する。

　中國(guó)は2003年から現(xiàn)在までに、18カ國(guó)?組織と全面的戦略パートナーシップを結(jié)んだ。このうち歐州連合（EU）は中國(guó)が最も早く全面的戦略パートナーシップを築いた相手である。2003年10月、北京で行われた第6回中國(guó)EU首脳會(huì)議で、雙方は、全面的戦略パートナーシップの発展を決定した。

　戦略パートナーシップは、戦略提攜パートナーシップとは異なる。後者は、雙方関係の確立の後、後続する活動(dòng)が必要となる。この2つの関係にはどちらが近いという差はないが、後者は國(guó)家間の信頼感を増すこととなる。