動(dòng)物別ルポ

〇ゾウ：大型トラックはシーソー狀態(tài)に

ゾウの體重は通常3トンから4トンで、檻の重さを含めると5トンを上回るため、輸送用には最大積載量8トンの大型トラックを手配する。北京動(dòng)物園飼育チーム擔(dān)當(dāng)者によると、輸送中、ゾウが安定を保つために左右に重心を移動(dòng)させることは、運(yùn)転手にとって大きな課題という。ゾウを運(yùn)ぶ際の運(yùn)転は、ゾウの重心移動(dòng)に応じて、ハンドルを左右に細(xì)かく動(dòng)かしながらバランスを取る必要があり、300キロメートル以上走行して初めて、ようやく運(yùn)転に慣れるといった有り様だ。國道で路面が凸凹した所に來ると、ゾウもそれにつれて身體が揺れる。大型トラックは、ゾウの腳の下のシーソーのような狀態(tài)になるため、凹凸の多い路面では、ゆっくりと慎重に運(yùn)転しなければならない。

高さの點(diǎn)では、ゾウをトラックに積むと、地面から檻の上部まで5メートルの高さになり、道路の上に架かった橋を通り抜けられない場合がある。このような場合は、トラックのタイヤから空気を少し抜いて、車高を低くする。

〇キリン：竿を用いて電線をくぐり抜ける

北京動(dòng)物園擔(dān)當(dāng)者は、「キリンの輸送は、2歳までの場合は比較的簡単だが、成年のキリンは身長が5メートルに達(dá)する。道路上の電線の地上高はほとんど5メートルより低いため、輸送はかなり難しくなる」と話した。

キリンを運(yùn)ぶ際には、半分だけ天井のある木製の輸送用檻を用いる。この檻ならば、キリンは天井のない部分から頭を伸ばすことができるし、雨が降った時(shí)は、天井のある部分で雨をよけることができる。

運(yùn)送中、道路の先にある電線を通り過ぎる必要が生じた場合、係員は竹製の竿を用いて電線を持ち上げる。あるいは、キリンが好きな葉っぱやバナナを檻に入れて、キリンが頭を下げてそれらを食べている間に電線を通り過ぎる。

輸送中は、キリンの好物を忘れてはならない。山東から北京にキリンを運(yùn)んだ際には、山東産のネギを與えながら北京への旅を進(jìn)めたという。（編集KM）

寫真：2012年12月、父親の中華チョウザメをプールに放す準(zhǔn)備をしている北京海洋館の職員。この日、人工繁殖飼育を進(jìn)めている中華チョウザメのつがいと子どものサメが、湖北荊州から北京に戻ってきた。

「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月14日