最近外部で聞こえる中國の投資環(huán)境が悪化しているといううわさに対し、商務(wù)部（商務(wù)省）の王受文部長助理（補佐）は、「中國は21年連続で発展途上國の中で外資導入トップの座を維持し、相対的に安価な労働力や土地といった生産要素のコストの強みだけでなく、整ったインフラ設(shè)備、萬全な産業(yè)配置、巨大な市場の可能性、合理的な経済政策なども、外資導入の武器となっている。改革プロセスが加速し深まるのにともなって、改革のボーナスがますます多く還元され、在中國の外資系企業(yè)はより多くの利益を得られる見込みだ」と述べた。

▽外資導入ではなお獨壇場

中國政府の関連部門はこのほど、マイクロソフト、クアルコム、ベンツといった企業(yè)を?qū)澫螭霜氄颊{(diào)査を行い、社會各界に高い関心を呼び起こした。特に一連の在中國外資系企業(yè)がこの一件によって中國の投資環(huán)境が悪化しているとみなし、関連の報道もあって、中國は世界1位の重點投資対象國から3位の投資対象國へと格下げになった。

王部長助理は、「中國の外資導入の世界ランキングについて、一連の數(shù)字がある。昨年の実行ベース外資導入額は1176億ドル（1ドルは約104円）で前年比5.3％増加し、世界ランキングは2位、発展途上國ランキングは1位だった。中國は21年連続で発展途上國の中で外資導入の首位に立っている」と述べた。

▽「外資が逃げる」はデタラメ

商務(wù)部が発表したデータによると、今年7月の外資系企業(yè)新規(guī)設(shè)立數(shù)は2276社で、同14.03％増加した。実行ベース外資導入額は78億1千萬ドルで、同16.95％減少した。

実行ベース外資導入額の大幅減少を受けて、外資が中國から逃げ出すといううわさが世間に広まった。一體、中國の投資環(huán)境は悪化しているのだろうか。王部長助理によると、最近、中國歐州連合（EU）商會などの外資系企業(yè)関連商會が行った調(diào)査研究により明らかになったことは、中國に投資する外資系企業(yè)の85％は黒字だということ、90以上が引き続き中國での投資を拡大する意向であることだ。最近、國連貿(mào)易開発會議（UNCTAD）が実施し、各國の投資促進機関と主要多國籍企業(yè)が參加したサンプル調(diào)査では、2013～15年には中國は世界で最も吸引力をもった投資目的地であり続けるという結(jié)果が出た。